少しだけ念入りに台所の掃除をした。電子レンジの中とか、トースターの中とか。
BGMにユーチューブで徳永英明さんの曲について熱く語るのを聴いていた。そうそう!とか激しく同意しながら。
そしたら、次から次へと徳永さんをすすめてくるものだから、気がついたら夜になっていた。掃除を終え、のんびりしながら聴いて、夕飯作りながら聴いて、食べながら聴いて、片付けながら聴いて、今に至る。
聴いていたら語りたくなったので、少しだけ。
『最後の言い訳』
徳永さんとの出会いの曲。ランチを食べたレストランで初めて聴いた。『輝きながら』も『風のエオリア』も聴いたことあるけど、何も感じなかったのに、これは心に刺さった。初ライブの1曲目がこの曲で、以降ライブに行き続けることになった運命の曲。
『未来飛行』
「生きることを怠けちゃいけない」という歌詞に、どれほど力をもらっただろう。
『恋におちて』
古いCDばかり聴いていて、しばらく最新の徳永さんを聴いてなかった。カバーを出したことは知っていたけど興味はなかった。が、この曲で再び心臓をぶち抜かれた。
『僕のそばに』(薬師寺ライブ)
深夜、薬師寺ライブのDVDを観た。ちょうど夫とうまくいかなくて悩んでいた頃。何もなくても泣きそうな気分で、徳永さんの歌で元気をもらおうと、家族が寝静まるのを待って一人で聴いた。
「もしもさびしいなら 僕のそばにおいで 君を抱き寄せるくらいしかできないけど」
気がついたら涙があふれ止まらない。しばらく流れるままに泣いていた。全部見終わる頃には絶対にライブに行く!と決心していた。
そうして、何度目かの徳永さんのライブの帰り道、薬師寺のDVDを観てから何年か経っていた。その日も素晴らしかったと一人余韻にひたりながら歩いた。
やはり夫との関係は悩みの種であることに変わりはない。でも、まだ私は悩んでいる。嫌だと思いつつ、夫のことを考えていると気付いた。なんだかんだ言いながら、私は夫に無関心ではいられないのだ。
その日から少し楽になった。関係性は変わらないけど、まだ修復は可能だと信じられた。
2022年11月29日の豊洲PIT以来、ずっと行けてない。今年のツアーも行けそうにない。
『永遠の果てに』のセルフカバーバージョン(「カガヤキナガラ」に入っている方)が今流れている。大好きな曲。歌い方が進化するところも好き。
次に行けるのはいつだろう。その時までに私も進化しないと。