日曜日、孫からのラブコールである。
もちろん断る理由などあろうはずがない。
「おお!いつでもおいで!」と、
二つ返事で快諾。目尻を下げて到着を待った。
……が、嵐はここからだった。
家に到着し、仲良く遊んでいるかと思いきや、10分も経たないうちに第一ラウンドが勃発。
原因はいつものアレだ。おもちゃの争奪戦。
「それ、私が使ってたの!」
「いやだ!ぼくの!」
あっちでギャーギャー、こっちでワーワー。
次から次へと戦火が拡大していく。
特に見ものなのは、2歳になったばかりの弟だ。
体格差などどこ吹く風、一歩も引かずに上の子に立ち向かっていく。あの執念とガッツは一体どこから湧いてくるのか。すでに一人の立派なファイターである。
昔なら「お姉ちゃんなんだから」「弟に譲ってあげなさい」なんて口を出していたかもしれない。
だが、現在のおやじは違う。
「もう、どちらの肩も持たん。」
これが我が家のジャングルにおいて、生き残るための鉄則なのだ。
響き渡る泣き声、飛び交う怒号。
カオスと化したリビングの真ん中で、私はただ静かに二人の熱戦を見守っている。
喧嘩ができるのも、それだけ元気に育っている証拠。
……とは思うものの、嵐が去った後の静けさと疲労感は、きっと今夜のビールを最高に美味しくしてくれるはずだ。
