前回、DACを聞き比べて、ディスクリートで作った方が、音が悪かったのが、どうしても納得いかなかったので、もう一度回路を見直して、良い音にしてみようと思いローパスフィルターの定数を計算し、コンデンサーを取り替えました。
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ついでに、デジタル基板を、予備の基板に代えて、デジタル部分も点検しました。
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コンデンサーを取り替えようとして、基板を取り外し、点検してみると、パスコンのアースを間違えて変なところにつないでいました。
コンデンサーを、計算の物に代えて、パスコンをアースにちゃんと繋いで完成です。

このDACは、お気楽オーディオキットで、頒布してもらった基板を使って製作しました。
アナログ基板も、お気楽オーディオキットのものです。
大変優れモノで、簡単にハイエンド仕様のDACが完成します。
僕の様にヘマをしなければ、最高の音になります。

DACチップは、ESS9018Sで、アキュフェーズのDP-560のDACと同じです。

そこで、修理を終えた自作DACとアキュフェーズのDP−560を聞き比べてみました。

自作で、メーカー製のオーディオ製品に勝るものを作りたいと思い、長年やってきましたが、アンプでは、なんとかなっても、DACは、自分だけではどうしても限界があり、お気楽オーディオキットさんのお世話になり、やっと完成しました。

さて、聞き比べでは、アキュフェーズの音は、バランスが良く、音楽の熱気が伝わってきます。
自作DACの方は、それに透明感が加わった感じです。
良くここまで出来たなと思います(^_^)

かつて、ジョウシン本店で、ダリのヘリコン8(かつての最上級機?)で、ヒラリーコールを聞かせてもらった時に、ボーカルが、中央に浮かび、ピアノと音が分離して聞こえていました。
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自分の家ではどうしても、そんな立体的な表現は出来ませんでしたが、アキュフェーズのCDプレーヤーとプリアンプで、やっと出来る様になりました。
今回改造した、自作DACでも、アキュフェーズに負けず、立体的な表現が出来ました(^_^)

自作をすれば、メーカーの偉大さが分かります。
それに勝るものをと、挑戦することで、色々学んできました。回路などは、メーカーの回路が、どの様な音の表現をするのかを参考にして、工夫して来ました。

しかし、ここ10年ぐらいは、メーカーもアンプの基本的な回路を変えていません。

デジタルアンプもありますが、まだアナログアンプの音が良いように思います。
(私の主観です。オーディオは、それぞれの人の好みですから、違う好みの人の意見は尊重します。ご意見下さい。)