もう、たって歩くことも大変になってきた。
一日中寝ている。
目は開けているけれど
体を起こすことは無い。
時々、首を動かしてオットがいるかどうか、私がいるかどうかを確かめるように周りを見る。
今週に入ってから、病院が休みの日以外は、毎日日帰り入院で点滴をしてもらっている。
点滴をしてもらっても、貧血はひどくなるばかり、食欲もない。下痢はずっと続いている。下血はもう当たり前のようになってしまった。要は、血便なのだけれど、塊はなく血がそのまま出てくる時もある。
貧血がひどすぎて動けないのか、骨髄抑制のために弱っていて動けないのか、先生も今ひとつ判断に困ってらっしゃる。
貧血があまりひどいと、また輸血をしなければならないかも…とおっしゃったが、先生は今ひとつ乗り気ではなさそう。
理由その1…ハイリスクすぎる。輸血をして、拒絶反応が出ないとは限らない。ギリギリまで弱っているぎんにそこまでする必要があるのか。
理由その2…供血犬との血液が合うかどうか
理由その3…もし、輸血で長らえたとしても、ガン(リンパ腫)は治らない。苦しみは続くわけだから、ほんとうにそれでいいのか。
月曜に受診した時に
この2,3日が、勝負になるかもしれないみたいな事を言われた。
それから、3日目。
食べれないし、立てないけれどぎんはまだ頑張ってる。でも、排泄物の量や回数は減ってきている。
ここのところが勝負だなって、実感してる。
今日、お迎えに行ったら
ずっと寝てたのに、ムクっと上半身を起こして振り返ったと。先生が「どんだけしんどくても、お迎えにこられたのがわかっているんですよ」と。
嬉しすぎて、つい涙が出た。