ブログにお越しいただきありがとうございますニコニコ
 
 
三味線パフォーマーの帰山かおるです。
 
 
2021年もあとわずか。
 
 
昨年春に始めたブログは、「音楽家部門」で書かせていただいているにもかかわらず、日常雑感的なものがほとんど💦
 
これではいけない! 
 
と来年に向けて、本業の三味線をテーマにした内容を増やしていこうと思っています。
 
年内は、私が三味線を生業にするようになったいきさつを。
 
ちょうどこのタイミングで、自分のこれまでを振り返る機会が降ってきました~~~
 ヾ(*´∀`*)ノ
 

 


 

ヒーローズジャーニー 序章

 

 

~~~ 天命を聞いてから境界を越えるのに10年もかかった私の場合 ~~~

 

 

1212日の夜、中之島中央公会堂大会議室にてNLPトレーナーのインディ中西さん主催『ヒーローズジャーニー研究会』が開催されました。

 

 

『ヒーローズジャーニー(英雄の旅)』とは、神話の研究の第一人者であったジョセフ・キャンベルによって発見された理論で、昔話や大ヒットした映画にも見られます。(例:桃太郎、スター・ウォーズなど)

 

そして、それは私たちの人生にも当てはまるもの。

 

 

ヒーローズジャーニーの理論では、普通の人が境界を超えて、非日常の世界に行ったときに現れるドラゴンを、守護神や仲間の助けを得て、やっつけます。

 

桃太郎が、猿、犬、キジのお供を連れて鬼ヶ島に鬼退治に行くのがまさにそれ!

 

 

プレゼンテーターのオファーを受けたわたくし、それを聞いて、自分の人生を振り返ってみたら「なーるほどとなってお引き受けしました。

 

 

ファシリテーターは前回の『旅人』、大学の先生から保育園の園長先生になった馬込さん(サンタ帽の男性)

 

 

三味線を弾きながら(効果音&挿入曲)お話しするのは、エピソード1(中学校教員 ➡︎ その後、芸妓 ➡︎ 今、三味線パフォーマー)

 

 

旅は『天命を聞く』ところから始まるのですが、私の場合は天命を聞いてから旅に出るのに10年という歳月を要しました

 

 

 

きっかけは、 40歳の時の離婚でした。

 

 

心が折れて腑抜けのようになったときに、自分が本当にやりたいのは三味線だと気づいたのです。

 

 

12歳で三味線に出会ってからは、両親の離婚で貧しい暮らしになっても、毎日学校から帰って三味線を弾くことで癒されました。

 

三味線は、まさしく私の心の拠り所でした。

 

 

ここで、本当にやりたいことに気づいたのですが、せっかく手に入れた生活の安定を手放したくない気持ちと、三味線を弾いて生きていきたい気持ちのせめぎ合いが続きます。  

 

 

やがて、三味線を弾いて生きていきたいという思いがだんだん大きくなっていき、ついに47歳の時に

 

3年後に教員をやめて三味線の道に生きる」

 

と決意しました。

 

この時、決意の決め手となった言葉があります。それは、偶然聞いた次の言葉でした。

 

 

 したことへの後悔は

 

時間が癒してくれるが

 

しなかったことへの後悔は

 

癒しようがない  

                      

 

わー、大変! 

 

このままではあの世に旅立つときに絶対後悔する!!

 

 

 

と思ったのに、すぐに退職せずになぜ3年後だったのか?

 

それは・・・

 

 

・下の子が22歳になり巣立つ(はず)

 

・年金受給資格が得られる(やはり老後はちょっと心配💦

 

 

 

そして退職予定日までにしたことは・・・

 

・退職までのカレンダー(33か月分)をエクセルで作って毎日塗りつぶす。

 

(毎晩、1マス塗りつぶすたびに退職する日のことをイメージしてました)

 

 

 

・家のローンを払い終える

 (ボーナスは繰り上げ返済に充当)

 

・退職後の生活資金を貯める

 (やはり生活は心配)

 

・三味線の名取試験を受ける

 (きっと資格が必要)

 

・舞台用の三味線を2挺(細棹と太棹)購入

 

 

 

このとき、

 

期限を決めて、行動したこと

 

で、3年後、めでたく退職の運びとなります。

 

 

当時の職場の校長先生には

 

「どないして食べていくねん⁉」

 

と引き止められましたが、念願の三味線の道を前に、そんな言葉は耳に入るはずもなく、意気揚々と新しい道へ一歩踏み出すのでした!

 

 

 

こうして非日常の世界への境界を越えたわけですが・・・

 

         〜〜〜つづく〜〜〜


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 ようこそ三味線音楽の世界へ!