2017年夏、芸妓を廃業、その秋に立ち上げた三味線教室『音巡座(おとめざ)』が4年目を迎えました。

 

 
試行錯誤の日々でしたが、三年ひと区切り。
今、あらためて、私が『音巡座』でやりたいことを考えてみました。
 
 
 
結論は、「三味線を教える」のが目的ではなくて、とても面白い日本の伝統楽器「三味線」で幸せになってほしいということ。
(もちろん教えてますが…笑)
 

一番大事にしているのは、三味線を楽しむこと。
先生に叱られるのが嫌で三味線をやめてしまって、うちの教室に来たとおっしゃる生徒さんもおられましたが、『音巡座』では常に笑顔。一切叱る事はありません。
(ビシバシ稽古をつけてほしい方、プロを目指す方には向きません)
 
三味線教室には珍しいワンレッスン制ですので、1曲だけ習うことも可能。手ほどきだけ受けて、後は独学、もよし。
 
また多ジャンルの三味線を指導しておりますので(端唄、長唄、民謡、昭和歌謡、寄席囃子、津軽三味線、沖縄三線など)、どのジャンルの三味線をやるか、習う前に決めなくても大丈夫。継続してこられている生徒さんの中には、複数のジャンルの三味線を習っている方もおられます。
 

さてここで、よく耳にする声にお答えしますね。
 
『三味線を始めたいけれど、いろいろなしきたりが不安…』
 
実際、以下のようなことがある場合も少なくありません。
 
●まずお金がかかる。
月謝だけでなく発表会に出る費用が必要。
所属する会でお揃いの着物を作らなくてはいけない。
いずれ免状取得を勧められ、その費用が高額。
 
●さらに
他流派との交流が制限されている。
1人の先生に習うと他の先生に習う事はタブー。
与えられた曲しか練習できないなどなど。
 
すべての教室に当てはまるわけではありませんが、そのような暗黙のきまりが、たしかにこの世界にはあります。
 
流派の芸をきちんと後世に伝えるためには必要なこともあるかもしれませんが、私は純粋に三味線という『日本の伝統楽器』を気軽に楽しんでほしいと思っているので別路線を歩んでいます。
 
いわば三味線教室の中で最もゆるい、敷居の低い教室です。来る者拒まず、去る者追わず。なんといってもワンレッスン制ですから、追いかけようがありませんが…笑。
 
三味線をやってみたいという方と、三味線音楽の世界の橋渡しをすること、これが『音巡座』のミッションと信じて、三味線の裾野を広げるためにこれからも貢献していきたいと考えています。
ということで、4年目も『音巡座』をどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
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