超運動音痴の私にも唯一、スキューバダイビングというアウトドアな趣味があります。

 
タンクから供給される空気と、海中の浮力のお陰です。
 
海には子供の頃、よく、海釣り好きの父に連れて行かれたものですが、その頃は実は海があまり好きではありませんでした。
 
磯の生臭いにおい、防波堤に打ち捨てられている魚の死骸、乗ると絶対に酔うボート…。
 
父は酒乱、DV、家庭を顧みない野心家、と家族を持つのに最も適さない人でした。
 
(なのに、なぜ私を海に連れていったのか、謎ですが)
 
というわけで、私が中2の時に父と別れることになるのですが、大人になってから、それも風の噂で父が亡くなったと聞いてから、父のその後の人生を知ることになります。
 
何で知ったかと言うと、昔、流行った釣りマンガ『釣りキチ三平』に父が登場していたからです。
 
 
父が出てくるのは第31集の「ブルーマーリン編」
 
ブルーマーリンというのは、死ぬ直前に体色が鮮やかな青色になるという巨大な魚、クロカジキのこと。
ブルーなのに黒カジキとはこれいかに? ⇒ 死んだら黒くなるらしい。
 
 
なんと私たち家族と別れたあと、ハワイで開催されたクロカジキ釣りを競う国際トローリング競技会に、日本人初の国際審判員として参加していたらしいのです。
 
「氏は近年急速に熱をおびてきたわが国トローリング界の第一人者、そして昭和52年にIGFA国際委員の日本代表に任命された…」とあります。
 
釣り好きが高じて、とうとうハワイへ💦
そしてトローリングを、満喫
 
同じ頃、母と私と弟は貧乏暮らしを満喫していたというのに。
 
そういえば、子ども心に「もう、このおとんはあかん」と思った出来事が。
 
カジキの角とサメのあごの骨と釣道具はたくさんあるけど、お金のなかったわが家で、父は何度もニューカレドニアという島にトローリングに出かけていたのですが、ある時…。
 
島から「こちらの村長の娘と結婚するから」と国際電話をかけてきたという話。
 
どひゃー‼️
 
父は私に『天国にいちばん近い島』という森村桂さんの本を手渡し、ニューカレドニアがどんなに素晴らしい島かをよく語っていたものです。です。ですが…( 。゚Д゚。)
 
時が経って平成22年
 
死ぬまでに一度は父の言っていた素晴らしい島をこの目で見てみたいと、思いきって一人でニューカレドニアに行ってみました。
 
 
恨みの気持ちを持って降り立った島は本当に美しく、父の言ってたことは本当だったと思いました。
 
だからといって家族をあんな目に合わせていいという話ではありませんが。
 
あまりにも美しい海を見ながら、過ごした数日。
 
その頃、疲弊していた私にはこの上ない至福の時間でした。
 
その時、思わず撮った写真をフォトコンテストに出したらなんと入賞‼️
 
デジカメを海に向けてシャッターボタンを押しただけですが、どこを切り取っても絵になる島でした。
 
 
日がな、貸しきりのビーチでボーッとするのに飽きたら、父が船を出していたであろうヨットハーバーに行ったり(フォトブックの表紙の写真)、沈船ダイビングに出かけたり、サイクリングしたり。
 
 
 
その美しい島、天国にいちばん近い島に別れを告げるとき、父への恨みも海に置いてきました。
 
家族を持たない方がよかったとは思うけど(すると、私は生まれないが)、夢を掴んだ父。
 
そういえば、私も弟も脱サラして好きな仕事をしているし、私の息子も…。恐るべしDNA!
 
今ならお酒でも飲みながら父と話しができるような気がします。
 
いや、そりゃだめだ、酒乱でした💦
 
 
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