mixiでご好評いただいた日記を一部掲載します


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昔々あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました


おじいさんは山に芝刈りに



おばあさんは川に洗濯に行きました



すると川上からどんぶらこ どんぶらこ と揺られながら


球状の宇宙船が流れてきました



おばあさんはその宇宙船を持ち帰りおじいさんに見せました



おじいさんはナタで宇宙船を破壊しようとしましたが壊れません



それもそのはず大気圏を突入してきた機体におじいさんの持つナマクラがかなうはずなどないのです



そうこうしているうちに日も暮れ夕食の準備をしているときに




勝手に宇宙船が二つに割れ、中から黒髪で妙に筋肉質で尻尾の生えた男が生まれました



そして彼は



降りると同時にこう言い放ちました




「戦闘力たったの5 ゴミめ」




おじいさんはキレてショットガンをぶっ放し躾という名の虐待を開始しました




毎晩のように聞こえる悲鳴や「クソガキ」と呼ぶ親子関係に世間が干渉してきてうるさかったので
おじいさんは彼にしぶしぶ名前をつけました




宇宙船から生まれた男の子だから





「宇宙太郎」







もうこの時点で虐待です




宇宙企画という会社の存在を把握した上での命名でした





しかし




宇宙太郎はまだ子供





宇宙企画のことなど知るよしも無く




すくすくと順調に屈折しながら育っていきました





彼が幼児から少年になったころ


自分に弟がいることを知りました



悪いおじいさんとおばあさんは自分たちの快楽のために


毎晩毎晩カラダを重ね


ベット上の格闘技を繰り広げていたのでむしろいない方がおかしかったのです




宇宙太郎は激高し





自分の親であるおじいさんとおばあさんの血を引く弟を手下にする事を誓い




家を飛び出しました




しかし




おなかがすいたので一回戻りました




そして棚から



当時、テレビCMでお馴染みの精力剤



「きびだんご ~馬力UP~」




を袋に入れ身辺整理してから




再度家を出ました





途中






サルやキジや犬に出会いましたが






全部殺しました






幼少期に受けていた虐待は





彼に殺人術、拷問術として脈々と受け継がれており敵の戦意を喪失させるための全ての技術を実践で試す格好の練習台でした





そしてついに弟を見つけたのです





弟の変わり果てた姿を見た宇宙太郎は絶句しました




弟は





髪を逆立て




スキンヘッドの男や肌が緑色の不良と付き合い





自分よりも遥か年下なのにもかかわらず





もうすでに子供を抱いているのです





童貞じゃなかったのです!!




「正直ショックでしたよ。弟だけが俺の気持ちをわかってくれるんじゃないかって何処かで期待してた部分もありました。でもまさかこんなに差をあけられてるとは夢にも思いませんでしたね。 ハハッ なんかもうどうでもよくなってきた」




宇宙太郎は






地球を我が物にするため





いや弟に差をあけられた屈辱以上に





女性の体というものに興味を持ち




手っ取り早く弟の奥さんの乳(チチ)を頂くために





ヤツの一人息子を人質にすることに成功したのです






するとどうでしょう





この息子が一番手に負えないカンジなのです




そしてなんか飛び出してきたと思ったら















宇宙太郎は死んじゃいました(※1










本当に宇宙太郎の人生はダメでした




全てにおいてダメでした




ですがこうやって昔話として語り継がれているということは何らかのインパクトがあったからなのでしょう





「みんな太郎が大好きだった。だから戦闘力たったの5の宇宙太郎のお話はこれでおしまい」





                     完


※1 行き詰ったから投げやりに終わらせたわけではありません