だいぶお久しぶりです。

きょうは空気銃・エースハンターのお話です。

先日、射撃場に連れていった時のこと。

50mレンジで6.5~9.5センチのドロップがありました。あり?という感じです。入手当時に比べここ1~2年で若干のばらつきは感じていましたが、いきなりきました、この不調。レティクルを調整して3センチの的の周辺には集まるものの、真ん中に入る気配はなし。いつものポンプ回数と同じでも空気圧が落ちているのかもしれない。そう思いました。

ので、ばらしました。

オーバーホールはいつかは必要だろうと思ってましたけど、躊躇していたのは予想通りのこの部品点数💥装薬銃とは比べものになりません。
装薬銃のように雷管を叩く機能があれば済むものではなく、圧縮空気が漏れないように部位という部位に気密を持たせなければなりません。
まして古い銃。パッキンやOリングのへたりが来ていることは想像していました。
怪しいと思ったのはやはり蓄気室です。
こんな様子でした。パッキン、Oリングの類いは変形、グリスも真っ黒です‥
しかも本来ポロッと出てくるはずの、
このパッキンが出てきません。ピストンからのエアを招き入れるベアリングバルブのシールですね。
極細のドライバーで突っついてもこじっても滑るばかり。どうも接着されていたようです。
なので、
径1ミリのドリルでちまちまといじめ、掘り出しました(左のです)。感触はガジガジ、はまってた穴のガジガジもなるべく平らになるよう削りました。
幸い、譲ってくれた方が対応しそうなパッキンをいくつか一緒に入れてくれていたので、替えの利きそうなものはすべて交換しました。ポンプレバーでの圧縮が気持ちよくかかっている、ような気がします。
しかしこの銃、銃身とシリンダーチューブを離すにはスコープを外さなきゃなりませんでした。リングがリューポルド純正なもので六角はインチもの。ありゃ~と思いましたけど、3ミリの六角レンチにヤスリをかけて即席のインチレンチでリングをばらしました。
これまで特にばらすことなく好調を保っていたというこの銃。今回の修理で20年はもってほしいものです。譲り受けた当時は5~6発の調整後にこの集弾です。
このころを取り戻したいものです。戻ってくれてればいいですけれど。
しかしこれでまた、スコープ載っけ直して調整しなきゃなりません。今回の修理でまたかわいく見えてきた銃なんですけど、なかなか手を焼かしてくれるもんです。リングもミリネジのに替えようかしら。