キヤ95系のイレギュラーな定期検測について説明します。

 

ドクター東海ことキヤ95系が、JR東海全線を検測するのは無論ですが、要請があればエリア内の他社線でも往診に駆けつけます。
ここでは、伊勢鉄道と塩浜貨物線(通称)での活躍をお目にかけましょう。

 

三重県唯一の第3セクタ鉄道が、この伊勢鉄道です。
複線区間が多いし、JRの特急や快速がひっきりなしに通過するので勘違いしそうですけど、れっきとした第3セクタ。
ここは年3回程度は検測します。

河原田-鈴鹿間を走るキヤ95系。
一応この河原田駅が伊勢鉄道の起点ですが、あまりそれを感じさせないですね。
それは、旅客列車が実際は四日市を起点にしているせいなのでしょう。

 

 

玉垣駅を高速で通過。
ここは、伊勢鉄道の車輌区であるとともに、運転の拠点ともなっているので伊勢鉄だと分かりやすいでしょう。

 

 

津で折り返し、中瀬古に来ました。

ここで単線から複線に代わります。

 

 

鈴鹿川を渡り、四日市を目指します。

伊勢鉄の上り列車は、いかんせん逆光に悩まされます。

 

伊勢鉄道としての検測はこれで終わりですが、場合によってはこの後に通称塩浜線と呼ばれる貨物専用線の検測があります。

塩浜線は、四日市駅から近鉄の塩浜駅横にまで伸びる貨物専用の路線で正式にはJR貨物の路線です。
当然ながら、普段は貨物列車しか来ないですが、年2回の検測の時だけ、一応旅客車であるキヤ95系が入線します。


まずは塩浜行きを、近鉄海山道駅付近で。

これはまだ三菱化学への専用線があったころですね。今は側線群も取り払われてしまいました・・・

 

 

この路線は、近鉄塩浜駅付近が終着です。

本当は、末広の架道橋まで行ってくれると嬉しいですが・・・

ここはタブレット閉塞でしたが、どうやらこれも廃止されたようです・・・

 

近鉄塩浜駅といえば、同じ検測車のはかるくんが所属します。

とはいえ、場所が結構離れているので、完全に証拠画像レベルですけど。

 

折り返し、四日市を目指します。

この日は、北海道のコンテナ列車脱線事故のすぐ後だったせいか、やたら線見の方が立ってました。

DR2も全般検査直後で、実に美しい。

 

というわけで、これらの動画も公開しますね。

 

 

第3セクター検測、貨物専用線検測の話は続きます。