こんにちは。今村光一です。
しばらく、日本に帰っておりました。冬でしたが、自宅の富山も
雪がとけ、雨つづきでした。。
今回はアメリカ経由ではなく、アラブの国、ドバイ経由でした。
うわさには聞いていましたが、ドバイはとてもきれいな空港でした。
結構、洗練されていました。
何十人も乗れるような大きなエレベーターが、横にずらりとならんで
壮観です。
4時間以上の接続ですと、レストランで、食事が食べ放題でした。。(^.^)
アメリカのように通過するとき、ややこしい手続きがいらず、すーと
通れて、またきたいな、と思わせる経路です。
帰りのドバイ → サンパウロは満席でした。
なんでも、ブラジルから出稼ぎに国外に出ていた人が、帰国ラッシュだそうです。
友人のブラジル人が、日本でリストラにあって大変だ、といっていたのを
思い出します。
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≪渇しても盗泉の水を飲まず-志ある者の心構え 陸機-≫
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「渇しても盗泉の水を飲まず
熱けれども悪木の陰に息わず
悪木にはあに枝無からんや
志士は苦心多し」 (文選)
志を遂げようとする者の心構えを詠んだ、陸機の詩の冒頭である。
喉が渇いても、「盗泉」などという悪い名のついた川の水は飲まない。
志を高く持つ者にとって、はなはだ不名誉であるからだ。
まして、いかに苦しくても、決して、他人の物を盗んだりはしない。
悪い木にも枝があるから、強い日差しをさえぎる陰はできる。
しかし、暑くても悪い木の陰では休息しない。
「悪い木」とは悪人を指している。
どんなに困窮しても、悪人の仲間に入ることなど、ありえないのだ。
志に生きる者の前途には艱難辛苦が多い。
この詩を詠んだ陸機は、『三国志』で有名な呉の陸遜の孫にあたる。
彼は、名家の生まれであるが、二十歳の時に祖国が滅び、流転の人生を送る。