今日のお話は
「極楽へゆく唯一の方法」
https://youtu.be/1FyJFXR1ikM

 

 

です。


親鸞聖人の90年の教えを浄土真宗といいます。
親鸞聖人が御臨末に

「我が歳極まりて安養浄土に還帰すというとも
 和歌の浦曲の片男波のよせかけよせかけかえらんに同じ」

と仰言っておられます。

親鸞聖人は、
「いよいよ臨終が近づいた、親鸞は極楽浄土へいくぞ」
といわれています。

往生(おうじょう)とは、世間では「困る」ことや
「死ぬ」ことと思っています。

《困った》

「突然雨がふってきて往生しました」
「車が渋滞して往生しました」

《死んだ》

「隣のお婆さん、今朝往生したそうだよ」
「弁慶は立ったまま死んだらしい、弁慶の立ち往生というよ」


ところが、これは、間違いです。
字をみてもわかりますが、往生(おうじょう)の
往(おう)は「ゆく」、
生(じょう)は「生まれる」という字です。
どこにも、困るとか、死ぬという意味はありません。
それどころか、その反対です。

往生は仏教の言葉です。2つの読み方があります。

(1)生かされて往く
(2)往って生まれる

です。

(1)は現在の往生です。
   阿弥陀仏の本願に救われて、
   現在、絶対の幸福に生かされて往く身に
   なったこと。
   絶対の幸福になったことを
  「信心決定(しんじんけつじょう)」といいます。

(2)は死んでからの往生です。
   現在、絶対の幸福に生かされて往く身に
   なった人が、死んで阿弥陀仏の極楽浄土へ
   往って、阿弥陀仏と同じ仏に生まれること。


現在、往生できている人だけが
死んで往生させて頂けるので、親鸞聖人は
現在の往生を急ぎなさい、と叫び続けてゆかれました。


阿弥陀仏の本願に現在救われたら、
死んで極楽浄土に生まれることがハッキリします。
これを「往生一定(おうじょういちじょう)」といいます。

蓮如上人の領解文には、
「たのむ一念のとき往生一定」
とあります。

一念とは、あっという間もない一念の瞬間のことです。

阿弥陀仏の本願に救われて、往生一定の身になった人は
必ず極楽浄土へ生まれることができます。
念仏称えて極楽へゆけるのではありません。

蓮如上人の聖人一流の章には
「不可思議の願力として、仏の方より
 往生は治定せしめたもう」

阿弥陀仏の本願力によって、往生がハッキリします。

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【自己紹介】
今村光一@やさしい歎異抄講座
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昭和44年 兵庫県芦屋市出身。
平成 4年 大阪大学工学部機械工学科卒業。
平成 6年 仏教講師養成課程卒業。
以後各地にて講演活動。はじめての人もよくわかる、「なぜ生きる」とは、「歎異抄」の言葉とは、どんなことか発信してゆきたいです。

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【歎異抄の紹介】

親鸞聖人
約800年前、京都にお生まれになられ、
90才でお亡くなりになられた。

親鸞聖人は浄土真宗を開かれた方
日本人のほとんどは仏教徒
仏教徒の中で一番多いのが浄土真宗

歎異抄
親鸞聖人の高弟・唯円によってかかれたといわれる

親鸞聖人がお亡くなりになった後、親鸞聖人が
教えられたことと異なることを言いふらすものが
表れ、その誤りを嘆き正そうとしたもの。


日本の三大古文
「方丈記」(鴨長明)
「歎異抄」
「徒然草」(吉田兼好)
ほぼ60年間隔で成立

岩波文庫で「歎異抄」120万部以上
歎異抄に感銘を受けた人も多い。

西田幾多郎
「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」

三木清
「万巻の書の中から、たった一冊を選ぶとしたら
『歎異抄』をとる」

司馬遼太郎
「無人島に一冊の本を持っていくとしたら
『歎異抄』だ」



歎異抄について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
歎異抄.jp
https://xn--6quo9qmwi.jp/



【おすすめ】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
(動画)https://www.youtube.com/channel/UC2L2dBbBWuexPgOE4IdGu2g

釈迦がただ一つ説かれたこと
https://www.youtube.com/watch?v=vzD7vQ0ajug&t=18s

釈迦と弥陀の違い
https://www.youtube.com/watch?v=jK7JAz-AmwY&t=828s


【ハイデッガーの老後の日記】
マルティン・ハイデッガー(1889-1976)
20世紀最高の哲学者の一人。

〔ハイデッガーの老後の日記〕
 今日、英訳を通じてはじめて東洋の聖者親鸞の「歎異抄」を読んだ。
「弥陀の五劫思惟の願を案ずるにひとえに親鸞一人がためなりけり」
(歎異抄後序)
とは、何と透徹した態度だろう。
 もし10年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったこと知ったら、
自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。日本語を学び、聖者の
話を聞いて、世界中にひろめることを生きがいにしたであろう。遅かった。
 自分の側には日本の哲学者、思想家だという人が30名近くも留学して
弟子になった。
 ほかのことではない。思想・哲学の問題を随分話し合ってきたが、
それらの接触を通じて、日本にこんな素晴らしい思想があろうなどと
いう匂いすらなかった。
 日本の人達は何をしているのだろう。
 日本は戦いに敗けて、今後は文化国家として、世界文化に貢献すると
いっているが、私をしていわしむれば、立派な建物も美術品もいらない。
なんにもいらないから聖人のみ教えの匂いのある人間になってほしい。
 商売、観光、政治家であっても日本人に触れたら何かそこに深い教え
があるという匂いのある人間になってほしい。
 そしたら世界中の人々が、この教えの存在を知り、フランス人は
フランス語を、デンマーク人はデンマーク語を通じて、それぞれ、この
聖者のみ教えをわがものとするであろう。
 そのとき世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。
21世紀文明の基礎が置かれる。
               (中外日報:昭和38年8月6日)

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