母の自転車で身元保証サービスさんまでコギコギする事、約20分。
途中のめちゃキッツイ上り坂も電動自転車で何とか上りきった。
オフィスはとてもキレイな新しい感じの一軒家。
中に入ると若い女性スッタフの方が2階へ案内してくれた。
その後理事長と理事の方々が2階に来られた。
早速、運営などの説明、そして費用の説明など、一通りの説明が始まって、終わった。
ウチのように、兄妹そろって海外在住というケースが初めてらしい。
パイオニアじゃん。
今後の方々の良き事例となる様頑張りまっす!
理事も理事長も感じの良い方々だったし、オフィスうちから結構近いし、てかもうぶっちゃけ他の所と比較して、、、とかいう時間も気力もなかったので、オフィスを出る頃にはここにお願いしよう。と、思っていた。
一応(形だけ)「兄と話してからお返事します。」的なセリフを残して、オフィスを後にした。
家に着いてから早速、兄に連絡すると、
「お前が見て、いいなって思ったんだったら、そこでいいんじゃない。」
良し!!
しかしながら、一見優しいと思われるこのセリフ、
いつもこんな感じなので、後々私は一人で憤慨することになる。
このタイプは、
「ねぇ、今日どこのレストランでご飯食べる?」
「お前の好きな所でいいよ。」
や、
「ねぇ、結婚式場どこがいいと思う?」
「お前が気に入った所でいいよ。」
…
「結局全部私が調べて、私が決めてんじゃね~かよッ!!!!」
という、彼氏としては0点な感じなのだ。(兄よ、すまぬ)
まぁ、結局は女性の方が決めるんだけど、その決めるまでの過程を一緒に歩んで欲しい女心。
分かってよ。(ウザい?)
そして早速以前見学に行った施設に連絡し、身元保証サービスが見付かったので(この時点ではまだ正式に契約していなかったんだけど)申し込みをしたい事を伝えると、入所関係を担当しているスタッフさんが忙しかったり、お休みだったりで中々話が進まない感じだった。
病院から退院しなければならない期限も近づいていたので、焦ってくる。
申し込んだとしても6人待ち。
その方々が人生の終点を迎えるまで待つ。
どのくらいかかるのか?
以前、その施設に見学に行った時、「すぐにご用意できるお部屋もあります。」と、言われ料金表を見せられる。
た、高ッ!!!
何が違うのかを聞くと、お部屋の窓から一面の海が見渡せる。
らしい。
オーシャンビュー
ホテル?
特別養護老人ホームですよね?
しかも昼間は殆ど皆ラウンジにいて、夜寝る時位に部屋に戻る。
らしい。
そのオーシャンビューどうなの?
そしてその料金設定、どーなってるの?
そりゃ、いつでもすぐご用意できる状態だろ。
「あ、ウチはそこの部屋はいいです。」
迷いなくお断りし、6人待ちへ挑む。
でも、内心、焦る。
以前、母が入院してる病院から「特別養護老人ホーム一覧表」を頂いていた。
もう、病院のソーシャルワーカーさんにだけに頼っていてはダメなのかなぁ。
施設一覧上から一つ一つ、ネットで外観や家からのアクセス状況などを調べ、いいかな。と思った所に電話して、空き状況、
おやつの差し入れはOKか?散歩は行くのか?などを聞いてみた。
「はい、空いてます〜。」ってとこはなかった。
おやつの差し入れ、基本全部ダメだった。
散歩、ほぼ皆無だった。(その時はまだマスクも基本どこでも着用の時期だった)
もう、どうにでもなれっ!!!
っていう思いと、
どうしたらいいんだよッ!!
うえ〜ん。助けてー
みたいないろんな思いが、ゴチャゴチャぐるぐる駆け巡った。