そこの施設は最寄り駅から歩いて約20分位。
歩いているとどんどん道が狭くなり、木々が増え、素敵なお寺のすぐ近く。
いいね。
第一印象良し。
施設に着くと別室に通され、話し合いが始まった。
スタッフの方も好印象。
お母さん、ここで余生を送るのかな。なんて想像も始まる。
だが、、、、
日本で確実に連絡が取れていざという時(病院に行く時や、万が一死亡した場合)に駆けつけられる連絡先がないと入所はできない。と説明された。
もちろんだ。
しかし、うちは私も兄も海外在住。
しかも他県に住む母の実の弟は、母と20年以上絶縁中。
他の親戚は90歳以上の高齢、もしくはそこまで頼むのにスゲ~勇気がいる感じ。
……
スタッフの方にこれらを伝えると、
身元代理サービスを使うのも一つの手だと教えて頂く。
その代わり、多少お金は掛かる。。。
話し合いの後、施設内を見学させて頂いた。
コロナの影響で、完全ガラス越し対面と、外には一歩も出ないらしい。散歩もなし。
一歩も?
散歩も?
スタッフの方曰く、ついこの間の面会で外に一歩も出れない事を家族に怒鳴り散らして「お前らがここに入ってみろ!」と怒り散らしている利用者さんがいたと、素直に赤裸々に教えてくれた。
おやつもなし。
施設でおやつの用意もなく、差し入れも禁止。
じゃあ、ここに入ったら、この先一度もおやつを食べずに生涯を終えるって事…?
嫌ーーーーーー!!!!!
私だったらって想像しても嫌だったけど、母はおやつ大好きで、病院によくおやつの差し入れをしていた。
施設からの帰り道、近くの素敵なお寺の桜が満開で美しくて、つい中に吸い込まれた。
神様に今後の母の安泰を願いつつ、身元代行ってどうやって見付けるんだろう。
外にも出れない、おやつもない。
ここでホントにいいのかな。
でも、他に空きがある施設あるの?
って考えてた。