病院入りして、部屋に案内されてから3時間くらい待たされた。
緊急を要していたはずなのに、3時間待たされた!
どーゆーこと?
そこがニュージーの摩訶不思議!
とうとう陣痛促進剤が、アソコから投入され(透明のジェルだった)陣痛を待つ事になった。
ナースが、待ってる間シャワー浴びてきていいわよ。って勧めてきた。
陣痛始まるまで時間かかるから、リフレッシュになるわよ。って勧められたけど、
そーいう気分じゃなかった。
そして、意外に早く陣痛が始まって、別室に移る事になった。
正直この時点の陣痛では、
「えっ?陣痛ってこんなもんなの?結構余裕じゃ~ん!」
なんて、大バカな事を思っていた。
子宮口の大きさを測るのに、ナースが指を突っ込んでグイグイやるんだけど、陣痛よりその方が痛かったくらいだ。
それからどんどん時間が経つにつれて、オッソロしい痛みが襲い掛かった!
子宮口が6㎝からなかなか開かなくて(10㎝にならないと出産できない)でも赤子は出ようとして物凄い勢いで押してくる。
死ぬって思った!
死ななかったけど。
途中何度か麻酔を打つかと聞かれたけど、なぜかその時の私は大和魂で打たずに頑張ってしまった。
結局17時間の陣痛の甲斐なく子宮口は6㎝のままで、緊急に帝王切開を余儀なくされた。。。
麻酔を背骨から打つ事になり、承諾書にサインをしなくてはいけなかった。
陣痛真っ最中に英語の承諾書を出され、サインしろというのだ!
アホかーーーっ!
当然英文なんて全く読まず、震える手でハァハァ言いながら承諾書にサインした。
サインしてる意味あんのかよ!
それで終わりかと思いきや、この麻酔注射に携わるスタッフ4~5人くらいの自己紹介が始まった。
紹介された人、一人も覚えちゃいない。
キャサリンでもボブでも誰でもいいから早くやっておくれ~!って感じだった。
麻酔が打たれると、下半身が自分のモノじゃないみたいだった。スタッフの人が私の足を動かしても全くそれを感じない。
そしてそのまま手術室に移動してすぐ手術が始まった。
天井から私の胸の辺りにカーテンが引かれ、自分の下半身が見えないようにされた。
麻酔は下半身だけだったから、カーテンがなかったら、自分の帝王切開手術が見れてしまう。
それは、どんなホラー映画よりも怖いだろう。。。
痛くはないけど、何かが動いているのは感じる。
そんな中、お腹がフッと軽くなった感じがしたかと思うと、
「ん~めぇ~、ん~めぇ~!」
と子羊のような元気な泣き声が聞こえた。
う、生まれた!!!
取り上げた先生が私に見えるように赤子を高々と持ち上げた。
ライオンキングのようだ。
何か白いものが体中にいっぱいついてた。
手術をした先生達が私の元に来て、
「おめでとう!」
って言ってくれた。
「ありがとう!」と言い返して先生達を見ると、
先生達の胸元には血しぶきがついていた。
私の血?
ちょっと怖かった。
何か白いものが体中についてるまんまの赤子を渡されて、抱っこした。
やっと会えた~!
結局帝王切開になって、じゃああの17時間の陣痛は何だったの?って、ちょっと思ったけど、でも、無事に生まれてきてくれた。
これからの長い人生、よろしくぅ!!!