ひさしぶりにHBOのボードウォーク・エンパイア、欲望の街をアマゾンプライムビデオで観てます。


スティーヴ・ブシェミさんが、主人公ナッキーという、二枚舌の偽善者の、汚職しまくってる、愛人囲いまくってる、きな臭い、禁酒法時代の政治家役で面白い。

禁酒法を、金儲けの手段として、カナダやカリブから密輸した酒を

薄めて他のと混ぜて高く売って、私腹を肥やし、立ち回り、だし抜こうとするんだけど、いつも周りで裏取引や駆け引きに関する殺しなどトラブル起きまくる、楽しい展開です。


実在の政治家イーノック・ジョンソンの人生をもとに、ナッキーのキャラクターを構築したそう。
アメリカの黒歴史、闇の1920年代、歴史物で勉強になるし、アル・カポネも出てくるし、面白いです。
禁酒法のアルコールは、今の時代でいえば、麻薬なんだろうけど、人は禁じられると余計に求めてしまう心理を上手くついている。

 

HBOのドラマシリーズがいちばん面白いな。Netflix作品も面白いけど。
HBOは1話ごとの制作費がすごく掛かってるし、放送コードもなくて過激だし、俳優陣も脚本もいいので、ハマる。

大金の香り、血なまぐささ、縄張り争い、権力闘争、裏切り、酷い仕打ち、性根が腐ってる男、ビッチがたくさん出てるほど、人間らしく野蛮で面白いな。
最近の欧米(日本も?)の小中学生たちは、HBO代表作のゲームオブスローンズ観て育った子が多いらしい。あんな過激なのを初めっから見て育つってすごい。
私は普通にハリーポッター、ポケモン、ハム太郎を観て育ちました。