仕事終わりにJOKER観た。



ビョークのダンサーインザダーク観た時よりは、落ち込まなくて済んだかな?悲しいダンス繋がり。

 咳止め薬飲んで観てたせいもあるのか、なんか、エモかった笑

 

シカゴよりやっぱニューヨークのロケ地がいい!

ゴッサムシティっぽい感じがする。汚さと臭い立つ感じが。

 

ニューヨークの地下鉄、80年代は汚かったのかもしれないけど、今はあんな汚くないです。

乗客に麻薬中毒者みたいな人がわめいて騒いでるときはあるけど。
 

主演俳優のホアキンさんは、ホントの心の病の人みたいに痩せてて、役作りが素晴らしかったです。階段のダンスもよかった。

設定でズルいのは、アーサーに落ち度ないところ。

やさしくピュアなのに、障がいのせいで、周りから偏見の目で見られ、ボコられまくるし、心の病で精神安定剤漬けだし、親がキチガイでクズだし、不憫すぎて、同情するしかなくね…。
現実と虚構の狭間で、発作起こして笑ってるけど、こっちはその笑い声聴くたびに、泣きそうになる。健常者にはわかりっこないつらさ。

ジョーカーがどうして反社会的な快楽殺人者になったのかは、理解できるとして、

人殺しをすぐにダークヒーロー化するゴッサムシティの民度が低すぎて終わってる…。

 

外はピエロデモなのに、富裕層は無関心で、優雅にモダンタイムス観てるし、
アーサー蹴っ飛ばしてた、暴徒化したクズたちが、ジョーカー讃えてるなんて、いろいろ皮肉すぎる。

 

こんな街、さらに破壊したり、悪党から守る価値あるのかな?

という、DCの厭世的なダークな世界観炸裂で面白かった。

ネットのレビューで、親介護して夢追い人で貧しくて障がい者、なんて、そんな人は世の中ありふれていて、もっと自分は特別なんだと自惚れてたから、ジョーカーになったんだ、というレビューがゾッとした。ありふれてるって。もっと刺さるとこあるでしょ。読み方、屈折してないか?