長かったような、短かったような
離婚騒動は終止符を打った。


先月から、
いや、離婚調停を始めた時から
離婚成立が最終着地とわかっていたため
なんだかホッとした。



終わった。
慰謝料と養育費も、決着がついて
私の心は、スッキリしていた。



変な話だが
やっとシングルマザーだということを公にできるというのが嬉しかった。

中途半端に説明ができなくて辛かったから。












すると

そのあたりから、元夫の様子が変わった。
















まだ、夫婦関係が壊れる前の
穏やかな夫になっていた。



そう、本来はこういう人なのだ。
こういう人だったのだ。






仕事で、息子を見てくれる人が見つからない時には率先して預かってくれるように。


「仕事優先でいいからね。
  いつでも言ってね。」

そう言ってくれた。





元々、育児には率先して参加してくれていた。
祖父母に預けるよりもよっぽど安心できた。









少し、世間話もするように。









あぁ、この人と笑顔で話をしたのは
一体いつぶりだろう。













離婚を後悔はしていない。

でも、笑顔で話せるようになったことは
私にとってとても嬉しい出来事だった。