離婚が成立したことを、息子が通う保育園へ報告した。

保育園には別居、離婚調停中だということを伝えていたため、ようやく結論が出たことを伝えられた。


すると、先生方の配慮から
まだ戸籍上は息子の名前は変わっていないが
早い方がいいということで全ての持ち物の名前を変えてくれた。


当時、息子は3歳。
あと少しで年少クラスに進級する時期だった。







息子にも名前についてを説明する。

〇〇はね、
お名前が△△になるんだよ

自分でお名前言える?



そう言いながら、
変わる予定の私の旧姓を教えた。







すると、保育園から帰ってきてから

ママ!
あのね、ぼくね、
おなまえがあたらしくなって
すごくかっこよくなったんだって!

みんなのまえでね、
おなまえいえたよ!

あたらしいおなまえ、うれしい!



そう言った。











良かった。

何もわからない息子が
ただ、シンプルに喜んでくれたこと。

子どもの真っ直ぐさに
救われた気分だった。

この子から、これで良かったんだよと言われたような気分だった。


嬉しそうなその笑顔は、
今でも忘れられない。


保育園のお友達も、 
割とあっさりと受け入れてくれた。


私にしてあげられるのは、
息子の持ち物にしっかりと新しい名前を明記してあげることだけ。

全ての持ち物の名前を書き換えた。

痕跡が残ってしまいそうなものは、新調した。












既に別居をしていた私たち親子は
離婚成立してもあまり生活は変わらなかった。

今まで通り、
息子は保育園へ行き、私は仕事へ行く。


表面的に、名前や手続き以外は大差なかった。






ただ、大きく変わったことがあった。









それは

離婚成立してからの元夫との関係だった。