この家を出て行くことを決めた。


というか、
出て行くように仕向けられた。

もう、動くしかない。




私はとにかく、
調べることにした。

様々なことを。





まず、現状として
私の収入は一般的なパート程度。
とても生活できるものではない。


そして、
現在手元にあるお金はかなり少ない。


子どもの貯金を除くと
本当にわずかだ。



1年前に家を新築したばかり。
そう、ぴったり1年前に引っ越した。


ピカピカのこの家ともお別れ。



そして、車もほぼ同時期に買い替えた。
新車で5年ローン。
まだ1年しか経っていない。




思わしくない状況だ。












離婚は焦らないと決めた。

本当ならば
今すぐにでも離婚したい。


あんな夫とも
あんな義実家とも
さっさと縁を切りたかった。



でも、冷静になれ。
今離婚を焦ることは
向こうにとって有利に進むだけだ。




そう、私は冷静に判断をしなければならなかった。








調べたのは別居について。

今回は向こうの不貞行為により
夫婦関係が破綻した。

そして、
あろうことか
義母にこの家を追い出された。

このような理屈になる。



つまり、こちらには
全くもって法律的な非はないということ。



そして、
別居するにあたっては
現在あるお金は使っても構わないということ。

引っ越し費用は
有り金から使用することにする。



これは注意しなければならないのだが
別居してからは
イメージとしては別々の懐となる。

つまり、引っ越し費用を差し引いた額は
返金をしなければならない。



私の手元に置くのは
婚姻費用分担というものになる。



夫の年収を参考とし
裁判所が設けている算定表に基づいて計算する。

夫は、同世代の割に年収が高かった。
そのお陰で毎月10万以上もらえるようになる。


私が結婚する前に貯めていたお金は
私が持ち出すことができる。




しばらく生活できる!
確信した。













次に、弁護士を探すことに。

とにかく胸を張って、

私には非がないことを誰かに証明してもらいたかった。
それには、専門家が必要だ。



知り合いの女社長さんに相談すると
二つ返事で紹介してくれるということだった。

事情も簡単に伝えると
「絶対に女性の弁護士がいい‼︎」
と言った。











その後、女社長さんと、紹介していただいた女性弁護士の先生によって
今後の展開が変わったと今でも思う。

男性弁護士の方がいけないわけではない。
でも、私には本当に救いの手だった。



その話はまた改めて。