ようやくな思いで
病院へ到着。


待合室でうずくまりながら順番を待つ。




婦人科でも、ここは不妊治療が有名な病院。
きっとそのためから子連れNGなのだろう。




検尿をする。
白いカップが真っ赤になった。


初めての血尿。
自分の体が怖かった。
そんなにも、負荷がかかっていたんだ。






1時間以上待ち、ようやく診察。

膀胱炎だと思うけど、結構ひどい症状だと。
前にもかかったことがあるかと聞かれ
初めてだと伝える。

とりあえず処方薬をもらい、
また2週間後に来てということだった。





昔から、これは笑い話なのだが


私はストレスや疲れが
恥ずかしい形で体に出る笑


ものもらい。
もう、なりすぎて自分で針で潰すことができる。
(真似しないでください)

そして、膣カンジダ。
まさか自発してしまうとは驚いた。

結膜炎。
なんだこの程度と病名では思うが
普段割とハッキリした目の私が
パンパンに瞼が晴れ上がり、目が開かない。
開けても視界が開けない。
これは怖かった。

今度は膀胱炎かぁ〜〜
もう少し心配するような病気が良かった笑


余談失礼しました。











そして薬をもらって帰宅する。

息子は隣の義実家に行っているようで
いなかった。


夫に連絡して
帰って来たのでもう大丈夫と伝えた。

仕事を抜けて来てくれていたので、
戻っていいよと伝えると



「今日は休みにしたから
   もう少しゆっくり休んでいいよ」



と言ってくれた。



本当に、数ヶ月ぶりに優しくなった夫。

体調はすこぶる悪くても嬉しかった。







お言葉に甘えて、休ませてもらいます。



そう伝えて眠ることにした。






最近、全然眠れてなかったなぁ。
ご飯も食べられなかった。


気を紛らわすために、
お弁当を作って
子どもを連れて支援センターへ行ったり


同世代の子どもがいるママ友たちと
子どもを一緒に遊ばせたり。

とにかく何か予定を詰めないと
おかしくなってしまいそうだった。



そして、誰にも
今のこの状況を悟られたくなかった。




周囲の人は
全員と言っていいほどに
我が家は円満だと思われていた。


優しそうな夫。
可愛い息子。
新築の家。

楽しそうに笑っている自分の姿を
貫き通さなければならなかった。







ひとりでゆっくりできることを
ありがたく思い、

また、あの時のような
幸せな家族になれるのを
夢見ながら




私は眠りについた。