顔を合わせる度に
私のダメなところを羅列され
もう精神的にも苦しくて、泣きながら両親に訴えた。


あまり意見を述べなかった父が

『そろそろ父たちが入った方がいいね』

そう言った。






その頃の私は、

ゆくゆくは離婚になるだろうと思っていた。

どれくらい、今の事態を引っ張れるか…
引っ張った先に何があるのか…
混乱しているところだった。




でも、ゆくゆくは離婚になるだろうと思いだして
心配になったことがある。













不倫の証拠。

私の手元にはない。

向こうがしらばっくれたら終わりなんじゃないか?

とにかく、本人の口から不倫を認めさせなければならない。






両家の話し合いは、ボイスレコーダーを持参することにした。


これには、母と揉めた。






母は、まだ修復できると思っていた。

『そんなことしたら、
   戻るものも戻らなくなる』


この人、私のこと考えて言ってくれているの?
それとも、ただ自分の娘がバツイチになるのを恐れているだけ?
辛くても耐えろと?

浮気する、その上私のことをひたすら責め続ける夫と、その家族の隣でずっと息子とふたりで暮らせということ?







自分でも気持ちの整理がつかない。
母に腹が立ったり、
母が言うことも正しいと思ったり。










父はこう言った。

『何がそこまで縺れれることになったのか。
   なぜそんなに離婚したいのか。
   離婚をしたら誰が幸せになるのか。
   彼が考えていること、その主語は誰なのか。
   家族がいる以上、主語は家族でなければあけない。
   父はそこを彼に聞きたいと思っている。
   そして、幼稚園のことは話をつけたいと思う。』

父が1番冷静だったのかもしれない。




母は段々と体調を崩し始めた。


母と私、ふたりして体重が減る。
これは少し嬉しかったけど笑










両家話し合いの日。

息子が寝てから、話し合うことに。







義母、ほとんど言葉を発さず。







義父、ひたすら息子をかばう。

仕事でストレスが溜まっていた。
仕事をとにかく頑張っている。
思った事を溜め込んでしまうタイプなのだと。

そして
もう無理なんじゃないかと言う。






私の親は
とにかく、結論を急ぐ必要はないと言う。

とりあえず、子どもの幼稚園だけは
期限が決まっているから決めようと。




ざっくり話すとこんな内容。

あまり身になる話ではなかった。
ひたすら義父に腹が立った。


そして、とりあえず幼稚園は予定通り。
夫婦関係はもう少しお互いに考える。
そんな結論に至った。












義父母から、不倫の謝罪は無かった。





でも、とにかく息子のことは決まった。
幼稚園に入れますように。
そう願った。