義母に立ち会ってもらい、
浮気の確固たる証拠を突きつける。

  
さすがに自分の母親も来て
掴みかかってくることをやめたが、

見たこともないような
不貞腐れた態度。

何度もため息をつく。





まて。
ため息をつきたいのはこっちだ。







相手とのやりとりを読んでいると

『全部なんて読みきれないよ。
   長いから。』

ボソッと言われた。




ふざけるな。
開き直るな。

私にはこれを見る権利があるんだ。





ふたりを待たせてたまま、ひたすら読み進む。



確かに長い。

この時は5月の末。
やりとりの頭は…1月?
え、半年近く騙されてたってこと?



相手の名前がわかる。
珍しい名前。
本名なの?というくらい珍しい。






ふたりのツーショットの写真が出てくる。

『この方みたいですよ』

義母に見せた。




部分的な記憶だが、忘れられないやりとり。

まず、離婚宣告をしてきて不在にしていた3日間のどこかで会っている。


そして、妻子がいることを相手は知っている。


〇〇のアソコ、写真で送ってよ
と言い、送られた見ず知らずの女の裸の写真。
しかも局部。

見たくねぇ。


今度また〇〇のオシッコが飲みたいな



え、そういう趣味あったの?







もう

吐き気。

悪寒。





さすがにそこまで義母には明かせなかった。











全て目を通し終えて

『彼が浮気をしていたようです。
    体の関係もあったよね?
   お義母さん、これが初めてではないです。』


と伝えた。



夫は、自分の不貞行為を認めた。

まぁ認めるしかない状況だ。






さすがの義母も動揺を隠しきれず

なんでそんなことしたの…

などと繰り返す。




そして、

『今日はどうするの?
    ここにいても別に構わないけど
   頭を冷やしたいなら、隣の実家に行ってもらって構わない』


と伝えると、義母が

『〇〇、うちにくる?
   行こうか。』

と、優しく言い、夫は義母について行く。






母親が、そこで連れて行くのもおかしくないか?
と思ったけど

今日はとてもじゃないけど一緒にいられそうもなかった。





訳の分からない息子が、
私に優しくしてくれる。








私は息子を抱きしめて泣いた。

悔しくて、気持ち悪くて泣いた。