昨日の天気は雨。

しばらく晴天が続いていたのですが、予報通り雨となりました。

 

映画「ブレードランナー2049」を観てきました。

3時間近くある長い作品でしたが、途中でだれることもなく最後まで楽しめました。


前作から30年後、2049年の地球が舞台です。

ダークな雰囲気、降りしきる雨、退廃的な世界観、未来的で面白い様々なガジェット。

それらを美しい映像で見ることができ、世界に引き込まれます。

前作を観ていればハッとさせられるような演出が多く、丁度前日に観たばかりの私は、存分に堪能することができました。

というか、前作を観ていないと話を理解するのが難しいかも。

 

人間そっくりの外観、思考能力、感情と記憶を持つ人造人間、レプリカント。

しかし、貴重な労働力として、平たく言えば人間の奴隷として使役されるために製造された彼らには、自由はありません。

人間に逆らえばブレードランナーと呼ばれる捜査官によって"解任"され、処分される運命なのです。

 

そんなレプリカント達の境遇は果たしてまっとうなものなのか。

人間同様の見た目と思考能力を持つ彼らを、機械のように、奴隷のように扱うことは許されることなのか。

彼らを物として冷酷に処分する人間側のほうが、余程非人間的ではないのか。

 

人間というものの根本はどこにあるのか、人権とは、知性とは、感情とは、倫理とは何か、そういったことを色々と考えさせられますね。



私が以前プレイしたフォールアウト4というゲームでも人造人間の扱いについてが、重要なテーマになっていました。

私は、造られた存在でも人間に近い思考と感情を持っているなら、尊重すべきと思います。

どこで線引きするのかは、難しい問題でしょうけど…。


とまあ、ストーリーそっちのけで考えたことをつらつらと書き散らしてしまいましたが、とにかく映画が面白かったということで。

ブレードランナー2049、良かったです。