耐えて耐えて、やっと勝てましたね。
初回柴田がツーベースを放ち、1アウト2塁のチャンスに筒香ロペス凡退。
3回裏、1アウト二塁一塁のチャンスに柴田筒香凡退。
チャンスを作るものの、なかなかマイコラスを攻めきれず、今日も苦しい展開に。
こうしている間にチャンスも作れなくなり、投手が踏ん張りきれずに失点して負けてきました。
しかし今日は違いましたね。
負けたら4位転落というプレッシャーのかかる試合で、濵口が素晴らしいピッチングを見せます。
常に腕を振り、強気で打者を攻め続けます。
この試合の濵口のラストイニングとなった8回表には柴田のファインプレーもあり、結局8回を無失点で投げきりました。
そして迎えた8回の裏。
打線がようやく濵口の好投に応えます。
巨人のピッチャーはこの回からマシソンに交代していました。
1アウトから倉本がヒットで出塁。
桑原がライト前ヒットで続き、外野手がボールをこぼす間に倉本が3塁に進み、1アウト三塁一塁のチャンス。
ここで打席に立った柴田は、追い込まれながらもセンターへフライを打ち上げ、タッチアップから倉本がホームイン！
ついに1点を先制しました！
9回表、クローザーの山﨑康晃が登板。
先頭の橋本を不運なショート内野安打で出塁させてしまいます。
陽が送って1アウト二塁。
マギーの打球は大きく弾むサードゴロ、これで2アウト！…のはずが、照明が目に入ったのか宮﨑がグラブに当てながらこれをこぼし、1アウト三塁一塁の大ピンチに。
更に一塁ランナーに盗塁を決められ、三塁二塁と一打逆転の超大ピンチになってしまいます。
調子の悪いチームは往々にしてこうなるんだよな…運も巨人に味方しているのか、と流れの悪さを感じました。
しかし、その流れを断ち切ったのは、やはり山﨑康晃でした。
続く坂本の打球はライトへの浅めのフライ。
梶谷の肩を警戒した巨人は、タッチアップを自重。
ランナーそのままでツーアウト。
ホームへの送球がそれていたので、走られていたら、恐らくセーフでしたね。
最後のバッターは阿部。
スリーボールワンストライクとなって外に構える高城。
ここは歩かせて村田勝負かと思いました。
しかし、次のボールはアウトコースぎりぎりに決まるストレート。
正直外すはずのボールだったのかも知れません。
これで阿部を追い込み、山﨑は勝負球にツーシームを選択。
落ちるボールを当てただけの打球が、ショートへ飛び、倉本が慎重に捕球して一塁へ送球し、ゲームセット！
ようやく巨人に一矢を報いました！
今日は何より濵口のピッチングが素晴らしかったですね。
ファインプレーで濵口を助け、決勝の犠牲フライを打った柴田もとても良かった。
そして9回、不運が招いたピンチを気迫で抑えきった山﨑康晃。
チームを救うピッチングでしたね。
今後も厳しい戦いは続くでしょうけど、ベイスターズはきっと良い結果を残してくれると思います。