小林正観さんの本に面白い話があった。
ある人の話。
３０年ほど会社経営をして会社を大きくし社員を増やしてきた人の話。
６０歳過ぎで心臓麻痺を起こし、心臓が止まり（一旦死んだ）、
目が覚めると林を抜けてお花畑に出た。お花畑で声が聞こえた。
「あなたの人生についてのまとめを聞くから、考えておきなさい」
この人は３０年間、人の１０倍も２０倍も切磋琢磨して、怠けず休まず働き続けてきたのでたくさんのことを考えて、神様から褒められると思っていた。
川べりまでいったところで、このように聞かれた。
”あなたは、人生をどれくらい楽しんできましたか？”
この人は絶句して答えられなかった。
人生を”楽しんだ”ことがなかった。
頑張ってだれもが尊敬する業績をあげてきたが、
人生を楽しむという考えをしてこなかった。
すると向こうの人から
「あなたは人生を勘違いしていましたね。もう一度やり直しなさい」と言われ、
目が覚めた。
私達は長年、学校、会社、社会で、能力を磨かなければダメ、怠けてはダメ、休んではダメ、ということばかり教わってきた。
そのため
自分は
今のままではダメだ、という思考が浮かぶことが出やすい脳になった。
脳というのは使った部分を思考で活性させる働きがあるそう。
活性して大きくなり、同じような思考すればするほど
その部分にどんどん栄養が与えられる。
そうすると
さらにその部分が成長し栄養をほしがる。
そしてまた同じような思考を繰り返す。を繰り返す。
同じような思考ばかりがぐるぐるしてしまう。
人によって思考の癖はいろいろだけど、
育ってきた環境が似ていれば
同じような思考や価値観を持っている人に囲まれて住んでいる。
だから同じような思考の人たちに囲まれている。
海外に住む人はまたその土地の価値観や考え方を持っている。
今まで脳に叩き込まれたことは
過去や未来を考える思考
過去の経験や、未来の不安を考える思考ばかりにとらわれる傾向に偏っている。
もう過ぎたことなのに、今目の前にいない人のことを考えたり、
まだ起きていない未来のことを考えたり、
左脳が活性している。
右脳は、「今ここ」「生きている、幸せ」という脳で、左脳は「今ここ」にいることはできないらしい。
ある調査で
人生の終わりの日に後悔することは
やったことではなく、やらなかったこと
だと聞いたことがある。
死ぬ前にあれもこれもやらなかったなぁ、
やってみれば良かったなぁ、と。
でもね
今、
何か挑戦したいこと、
やってみたいことがあったとしても、
左脳は
でもこうゆう可能性があるでしょ？
ダメだったらどーするの？
周りはどー思うか？
などと言ってくる。
左脳はいつも「可能性」を言ってくるらしい。
悩ましいことに、このがんじがらめに左脳に囚われている自分の意識を
右脳に戻す作業は地道にちょこちょこ気づいていくしかないみたいだ。
今ここ、、、
思考「さっきのスーパーのレジのお姉さんの態度、なんかなあ・・・あ！また過去のことを思い出して嫌な気分になっている」。笑。
今、目の前のコーヒーを味わう
今、目の前のパソコンや携帯があることに感謝する。
今、暖かい部屋にいられること
人生は味わうためにきた。。。
いいことも悪いことも
人生は喜びであり
楽しむためにきた。
そう思えるようになってからは
自分以外の他人のすることも気にならなくなってきた。
夫が趣味にお金も時間も使っていることに
最初はイライラしたこともあった。
悲しくなったり辛くなったこともあった。
でも彼にとっては人生の喜びであり、
他人の喜びを奪う権利はなく、
人生は喜びなんだということを知った今は、
他人の喜びを心から喜べるようになる。
彼の趣味のご縁の友人たちは
私にとっても楽しくて一緒に過ごしたいと思う人たちだった。
他人が人生を楽しんでいる姿を見るのは嬉しい。
楽しむために生まれてきたんだから。
それにしても小林正観さんが亡くなられたあとも
本がたくさんあるのはありがたい。
全く関係ない話だが、
引き寄せの法則を学び続けている私にとって
今日は興味深いことがあった。
つい２時間ほど前に、銀行から２万円引き出したのだが、
ついさっき、火災保険から「２万円保険金の支払いがある」と電話があった。
なーんというタイミング！
昨年の１１月だったかの強風の日に、
夫のサーフボードラックが倒れサーフボードの一部が壊れ、
本人が直せるのでホームセンターで直すための材料を買って
その約18,000円レシートを
火災保険の適用になるということで火災保険会社へ送っていた。忘れていた。
特約で10%上乗せして約2万円ほどの支払いをしてくれるという。
タイミング！
金額がマッチ！（合って）してて、
なんかめっちゃ嬉しかったーーーー
面白いなあー
こういう小さな出来事を楽しめばいいかな！？？笑
昔の私は冷めていたので、
「あー、はいはい。そうだった」で終わっていたかも。
小さな喜びや目の前のことを味わうこともできるし、
「あ、はいはい」で過ぎ去らせていくこともできる
自由な選択がいつもある。
私はラッキーだ、嬉しい、楽しい、ついてる！
という人生を味わう人生にしていきたい♥
カナダ人夫と毎日食べる美味しいもちもち玄米
