【ファンが出来るとき】 | イベント★で★ハッピー集客!女子起業を叶える場づくりのスキル&マインド

イベント★で★ハッピー集客!女子起業を叶える場づくりのスキル&マインド

仕事や子育てをしながら、自分らしいビジネスや自己表現のスタイルをイベント開催で実現していく方法。

きわ姐さんです。


こんにちは。


先日の読書会で語っていたら、


素晴らしく素敵な体験談を


思い出したので、


今日はその話を


シェアしたい、と思います。




10数年前のことですが、


今でもそのときの電話の


やりとりを、声の調子まで


思い出せるような


印象的な出来事。


その朝、私はモルディブ行きの飛行機に


乗っているはずでした。


というのも、


仕事が忙しくて、


連日の寝不足がたたり、


なんと、起きたのが


飛行機出発時間!!!


あ~、やらかしてしまいました。



その日は、ちょうど日曜日で


ツアーを申し込んだ


代理店の休業日。


真っ青になりながら


電話をかけた先が、


乗るはずだった


シンガポール航空。




最初に出た若い男性が


いいました。


「お客様、こちらは


ディスカウントチケットと


なっておりまして、


変更不可の便、


となっております」




ガ~ン!!!!!




でも、でも、でも、


ずっと、楽しみにしていた


1週間のバカンスだよ?


それも、モルディブだよ?


ここで、引き下がるわけには


いきません。


「でも、どうしても、行きたいんです!」

と泣きつく私。


困り果てたお兄さんが、


「では、少々お待ちくださいませ」


たぶん、上司に相談にいったのでしょう。


上司らしき男性の方が


電話口に出ると、


それはそれは明るい声で


いったのです。


「もしもし、さては、

やっちゃいましたね~!?」

と。



「はあ!?」


「さては、昨日、


飲みすぎちゃいましたね~!?」


「あ、そうじゃないんですけど、


寝坊してしまって、本当にスミマセン!」


「そうですか。


わかりました!!


楽しみにされていたご旅行です。


明日の便にお振替え


させていただきますね!」


「いいんですか~!!


ありがとうございます」


「ところで、


ハネムーンですか?」


「いえ、違いますが、彼と」


「かしこまりました。

では、ハネムーンみたいな


ものだから、


お席にケーキを


ご用意しておきますね」


「え!? そこまで


していただくなんて、


申し訳ないです」


「いいんですよ!

シンガポール航空の

ファンになっていただければ。

では、ご旅行

楽しんできてくださいね!」


そうやって、私の大失態は

シンガポール航空の

素敵な男性(お名前が思い出せない!)の

機転の効いた

素晴らしいサービスで

事なきを得ました。

そして、もちろん

電話を切った瞬間には

シンガポール航空の

ファンになっておりました。

あの男性に、

お話聴きたいわ~!



私たちは

目の前の人をどれだけ

喜ばすことが出来るか。

それを問われているのですね。




目の前の誰かを

自然に喜ばせるような人に

愛を感じ、

また出愛たい。


この人から、買いたい。

この人のサービスを

受けたい。

と、思うのですね。



百貨店で、お得意様向けに

宝石や着物の高級品販売催事を

電話案内するアルバイトを

していたときのこと。



何人ものお客様から

聞いた言葉。

「商品は良いけれど、

店員さんが

変わっちゃったから、

行かなくなっちゃったわ」



店や商品って

人で選ばれことも多いのだ

ということを

あたりまえですが、

実感しました。



ファンがつく仕事人とは、

ケースバイケースで

自身を変化させながら、

今この時、この人、この場を

どう満たすのかを判断して、

接するような人。



そこには、

マニュアルや正論への

従順さはありません。


先日、私と子どもたちは、

スーパーのイベントで

風船を膨らませていた

デモ販売の

オバちゃんのファンに

なりました。


対象商品のお菓子を2つ買うと、

剣形の風船をもらえるというので、

まあ、なぜだか買うハメに。

(甘い母さんですな~(笑))



同行していた、

3キッズにおまけの風船を

行き渡らせるには、

6個も購入かあ⁉︎と、

たじろぐ私。


「代わりばんこで使えば

いいでしょ!」と

躊躇していると……。


そのオバちゃんが

「ホントは1個だけれど、

単価が高いお菓子を

選んでくれたから、

3つ風船差し上げます」と

言ってくれたのです。


「ホントは1個なのに、

あのオバちゃん、

優しいね!」

そう何回も

娘は

言ってました。

きょうだいげんかを

案じていた私も

ホッとしたのでした。


決まりがあるのに、

自分を喜ばせるために、

それを破ってくれる。


そんなことを

されてしまうと

もう、ファンになってしまいます。



日本では学校に始まり、

会社でも、社会でも

ルールやマニュアルに

忠実であることを

求められることが多いから

でしょうか。

そんなことを思いました。


シンガポール航空の一件を

思い出すたび、

つくづく思うのです。


今日、会う人を喜ばせよう。

ルールや常識にとらわれずに。





では、また。

{D8DDEFBD-3DAF-4336-98D2-4F3E6E921C36:01}