川合光著「はじめての<超ひも理論> 宇宙・力・時間の謎を解く」を読んでみました。


この本は2005年刊なので、20年前のサイエンスの本ということになり、ちょっと古いかなぁ、と若干躊躇したのですが、まぁ読んでみることにしました。


この宇宙を構成する要素をとことん細かく見ていった時、もうこれ以上小さいものはありません的な物は、実はブンブン高速で動くひも。


開いた紐もあれば、閉じた紐もあるが、それが遠目にはクォークに見えたり、電子に見えたりしているだけで粒子に見えてる物の正体は紐!


そう考えないと、今までにわかってきている物理法則には矛盾ができてしまうそうです。


この世には、「重力」「電磁力」「強い力」「弱い力」の4種類の力があって、後ろ3つは一つの力としてまとめられるが、重力だけがまとめられなかったのです。


重力って、距離の二乗に反比例するはずなのに、2つの物体をとことんひっつけても1個になったりしない。物質の最小単位が粒子でなくても紐ならこのことは矛盾がないそうで、全ての力をシンプルに統合できるそうです。


こういう理論を「超ひも理論」というそうで。(超弦理論とも)。


この、これ以上小さい距離はないぞぅって距離がプランク長、時間も同様でこれ以上短い時間はないというのが、プランク時間。

ただ本書には、「場」とか「ゲージ」とか、その他諸々の難しい言葉が出てきますので、なかなかすぐには理解が追いつかず。


それでも、ビッグバンのその前はなんだったの?と考えていくと「虚時間」という、2倍の時間が半分の時間と一緒という不思議な概念が登場したり。

ビッグバンの前はインフレーションということが起こっていたとか、著者らの仮説「サイクリックに宇宙はビッグバンとビッグクランチを繰り返している」に違いないとか、まだまだ解明されてないことは多いようですが。


それでも、超ひも理論がきちんと成立すれば、「万物の法則」になるそうです。


他のソースで確認したのですが、問題は、この理論の直接検証にはとんでもなく大きな加速器が必要ならしいということで(事実上無理)。


間接的にどうも確からしい、という検証を積み上げていくしかなく、今その途上なのかな?


で、この理論によるとこの世は10次元ならしく(他の説も聞いたことあり)、直感的に知っている3次元+時間の1次元以外の6次元(余剰次元)は、プランクの長さに丸め込まれている、あるいは畳み込まれているので、物がめっちゃ近づくとこの余剰次元が干渉して、距離の二乗に反比例して・・・が成り立たなくなるらしくて。

時間も凄く不思議。

独立して流れるものでなく、時空として空間と不可分だし、プランクレベルだと全然連続していないそうなんです。

唐突ですが、自閉症スペクトラム障害の本を読んだ時、彼らが時間を連続する線と感じていなくて、バラバラな点の集合と感じていると知ったのですが、彼らの方が本質を見ているのかも。

いや、なかなか消化しきれない内容ですが、多分物理の本としてはかなり平易に書いてある本なのでしょうね。

2度の「超ひも理論」研究ブームも概説してありました。


アインシュタインの一般相対論と量子論、これがあったからこそ現代の様々な技術が発達してきているのですよね。


理論の本質を理解していなくても、さっさとそれを応用し、理屈などちんぷんかんぷんであっても「とりあえず便利だから使っちゃおう」と私たち、スマホをはじめ色んなものを使っておりますよね。


いいのかな?と思わぬでもないのですが。

古い本なので、Youtubeあたりで簡易な解説も併せて確認しましたが、アップデートされた内容こそありますが、大きく否定された内容はないみたいでした。


類似本を読んだり、動画を見たりしていくと少しづつでも理解が深まるかな?

この宇宙ってどうなってるの?というのは絶対疑問ですからね。