大谷選手が高額年棒の97%を後払いにした。

そのことをさほど野球に興味の無い筈の英国のメディアBBCが、興味を持って報じた。とのネット記事を見た。

へーっと思って、英語サイトでググってみたら、bbc.comというサイトに、大谷選手が、ドジャーズが他の選手達とスムーズに契約したり戦力補強する上で支障にならないように、大半後払いを提案したことを書いていた。

ちなみにBBCが大谷選手について報じたのは初めてでなく。

以前にも、彼が他の誘惑には目もくれず野球を究めて勝つことに邁進しようとしていること、金銭自体には基本的に無頓着で、かつ謙虚ゆえにチームメイトやファンにも人気があること、逆にそれが多大な経済効果を呼んでいると報じてはいた。

今回は、ギャラ後回し部分にフォーカス。

このエピソードを読んでふと思い出したのが。

マシュマロ・テスト。

スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルが50年にわたって行った、4歳児を対象にした、のべ600人参加の大規模な実験だったように思う。

目の前にマシュマロ1個を置き、今すぐ食べてもいいけれど、15分待ったら、もうひとつもらえるよ。

そういう実験。

我慢できた子は全体の1/3だったそうだ。(それでも1/3は我慢できるのね、と感心)。

で、50年後の調査で判明したことは。

我慢できた子の方が、大学進学適正試験(SAT)の点数が良く、周囲からも優秀と認められて、社会的成功をおさめている確率が高かったらしい。

我慢というか自制心というべきかもだが、両者には前頭葉の機能に明らかな差があったという。

但し、この実験には後日談があって。別の研究グループが追試験をやったら、我慢できるかできないかはその子どもの経済的背景と相関があったとの結果が出て。(Wikipediaより)。

身も蓋もない。(笑)。

でも。

最初の結論に、なるほどね、と唸ってみたり、大谷選手の契約の仕方に注目したりするのは、私たちが、短期的な損得や狭い視野での判断より、広い視野と長期的観点に立って判断し、自制心を持って行動することを肯定的に捉えているからではないかと思う。


かくいう私もそうあれかしと、願うのだが。

あら、この○○お安いわー、と目先の利益(に見えてしまうだけ)に釣られて買った挙句、無駄にする、というのを何度も繰り返している。

ねー。思うほどにはできないものよねー。