前記の引越しに至るまでの説を読んでいただいた方、有難うございます
ここからは新しく就職した勤務先に落ち着くまでのお話
私は勤務歴が変わっていて、ロレックスに就職する前まではもっぱらリテイルマネジメント専門でした
Coach、Louis Vuittonで働いたあとは、Rand McNallyという地図を出版する会社の小売店の店長にヘッドハンティングされてどっぷりといわゆるショッピングモールにあるお店にて働く世界しか知らなかった
そして景気が悪くなってRand McNallyが小売店展開から手を引くことになった時に、ロレックスにもヘッドハンティングで入社させて頂きました
なので最初はカストマーサービスに勤務 (今はなきビバリーヒルズ支店)
カストマーサービスにいる間に専門職系に移りたいと思うようになって、内部での募集があった時に応募し採用されて技師部門の色々違う部署で働かせて頂いた後、時計の修理技師となりました
私は時計学校を出てないので、その都度トレーニングはインハウスで受けました
よくロレックスで働くってどんな感じなの〜とか聞かれますが、ハッキリいうとロレックスは社員の扱いが良くないです
業界内でもお給料が安めなのは有名だし(ただ健康保険や401Kなどの手当はものすごく良いです)、残業もしないとボーナスに響く
あと、個人所有のロレックスの時計のメンテ代、社員も普通のお客様と同じ値段を払わないといけないっていうのがすごく引っ掛かる
私の就職当時は$50だった
今のメンテ代って多分$1500ぐらいする
特典といえばクリスマスからお正月までは必ずお休みがあって、10年連続勤務で自分の希望の時計を頂けたってとこですかね、、これも最近は10年では貰えなくなったそうですが
今は15年目で貰えるのかな?
私は10年目でデイトナ貰ったけど去年売っちゃいました
もうひとつ大きい特典があって、25年勤務するとリタイアした時に生涯残りの健康保険を払って貰えるので(メディケア等に頼らずに生きていけるのは強い)、社員はみんなこれを目指してロレックスに就職するとほぼみんなリタイアまで辞めない人が多いです
ただ、、これはビバリーヒルズ支店限定での話ですが
北アメリカではニューヨーク、ダラス、リディッツとビバリーヒルズの支店があった
2009年の春先にいきなり支店が無くなると告げられました
社員はもちろんみんなパニックですよね
業務終了後にカフェテリアにみんな集まるように言われて、ニューヨークからやって来たエグゼクティブ達が入って来て、、、
本当に「今までご苦労様、残念だけど今日がビバリーヒルズ支店の最後の日です」だけの挨拶
そして上層部のお偉いさん達が見張る中、自分の所有物を取りに行く過程、、全てがひどかった
でも私はまだマシな方で、国内への転勤グループに入れられてペンシルバニア州の支店へ転勤・引越しとなったけど社員の90%はその場でクビ
でも翌年にクビにした社員の中から10人弱ほどビバリーヒルズ支店の再開業に伴って呼び戻される・そして今年明けに再び同じことが起こって、青天の霹靂でみんな社員は突然解雇にしました
そのほとんどのメンバーがリタイア後の健康保険生涯無料まであと1年だったのは偶然じゃないはず
だから断固としてロレックスの印象は私にとっては最悪なのです
これだけ書いてはたして怒られないかちょっと疑問んですが、私はもうとうに関係ない人間なので多分平気、、
はなしが逸れましたが、そんなこんなで今まで経験なかった受付業務についた経緯はこんなでした
また次に続く