正直言うと、12月11日だけだった。

至福を感じたのは。



それからずっと、今もブルーだ。

まるで地に足がついていない感覚が続いている。



なぜ?

口述対策が、想像以上に大変だったから?

これだけ大変な試験に合格しても、

あまりに知名度が低すぎて誰も驚いてくれないから?w

監査役に、「うちの会社に診断士は必要ない」と言われたから?w



いや、そうじゃない。

あの時、本当の理由に気づいていた。



この資格は、合格してからのほうが大変だと

身をもって理解したからだ。



それを苦痛に感じたのは、

オレのモチベーションが単に

「2次に合格する事」だけが目的になっていたからに他ならない。



それから、さらにオレはブルーになった。

「自覚と覚悟」が重すぎたから。




ようやく開けた扉の向こうに、葛藤が待っていたとは。。。

LECのHPでI先生がズバッと書かれていたが、

あれはまさに、その通りでございます。。



オレは一体、何のために診断士を目指したんだ??

完全に見失っているような気がする。。

そしてこれから一体何をしたいんだ??



答えは、これから見つけていくしかない。

そして腹をくくるしかないのだ。

次の未来に向かって。





そして最後に。




11月12日の記事以降、

アクセス数が10倍くらい増えて、

意外と多くの方たちがこのブログを見てることに驚いてました。




こんな我の強いブログを見ていただいた皆様、

本当にありがとうございました。



また、まっぴさん。

このブログに初めて書き込みしたあなたの勇気を尊敬しています。



そして、北海道マニアさん。

読者登録して頂いていたのに、何もしなかったという失礼をしてしまって

本当にゴメンナサイ。




2次合格を目指す人たちが、

己の究極と言える境地に到達する事を

心から願ってこのブログを終了します。






以上。

ブログ更新の回数制限をしている関係上、

書けることはもう限られている。



今夜は、来年2次を受ける方たちのために

自分のエッセンスを描いてみたいと思う。



受験生の感覚が残っている今しか書けない。



一挙、羅列する。




①ブログの回数制限にこだわった。



→ 月に6回更新にこだわったのは、単に今年で6年目だからである。



メリットは、本当に想いのある記事が書けること。

そして、他の受験生が誰もやっていないことをやれたこと。

また、回数制限により、より自分を客観視できたこと。

バラツキがないから比較しやすかった。



そして、「合格者の匂いのするブログ」を目指した。

これは年初からずっと意識していたことを告白する。

回数制限をした、もうひとつの理由である。

「電圧の高さ」を表現したかった。




②ループしている自分を捕らえること。



→ 特に初見問題をやっている時に気づく。

結局、何も成長していないと。

己の四季の中をループしているのは何故?



そのためには、文章が非常に重要だった。

ほぼ日手帳に毎日、思ったことを書き、

学習記録をエクセルに残した。

さらに、このブログを活用した。



ただ、本当に抜けたのは900時間を超えてから。

なんて不器用なんだ。オレ。。。。




③過去問は、確かに重要。



→ 合格基準が不透明、という言葉をよく目にするが、

オレにとってそれは重要なことではなかった。



2次をクリア出来る人が、全体の数%しかいない試験だから、

それはそれで当然でしょうと考えていた。

ただ、「解」がないなんて、絶対にありえないと思っていた。



何度も何度も同じ事を繰り返して、

最終的に、「2次全体に共通していること」と

「事例別に共通していること」にたどり着いた。



これが、過去何度も多用してきた、

「前提条件」という言葉である。

言い換えると、「2次における普遍性の高い法則性」である。

それがオレにとっての「解」であった。



2次は、「応用能力と思考プロセスを問う試験」となっているが、

10月11日のメモを見ると、オレはそれを

「2次の前提条件の応用能力」

「2次の前提条件を順守する思考プロセス」と書いている。



合格者や予備校の講師がなぜ、

過去問のことを言うのか、あの時わかったような気がした。

結果論ですけどね。




④文章も、絶対に重要。



→ 再現答案系の出版物は全部買った。

502もあの頃、相当チェックした。

でも、合格答案は本当にわからない。

合格基準が不透明と言われる根拠は、そこにあるように思う。



最終的にオレは出版物でなく、

とある2人のブロガーの再現答案をベンチマークし

ひたすら研究した。何ヶ月にも渡り何度も繰り返し写経した。



「なぜ初見問題でこれだけのことが書けるのだ??」

非常に悩ましかったが、その研究は重要なプロセスだったと思う。



自分が本当に素敵だ、と思える合格答案を見つけて、

それをベンチマークするのが良いと思う。




⑤初見問題で通用しない手順に意味はない。



→ それは、復習の罠におちいっているからだ。

思想に基づいた手順と言う名のロジック構築。

これが重要だと思う。



それを検証するため、多くの初見問題が必要だった。

4事例×3ターンを行って、

80分でまったく崩れなくなってこそ、

初めてその手順は肯定される。



自分の手順に確信をもって初めて、

本試験と戦える土台が出来るのだと思う。
あくまでも、個人的な意見にすぎないのだが。



そこにたどり着くためのスクラップ&ビルドは

オレにとって、天国と地獄の繰り返しだった。



⑥予備校の授業をマジメに受けた。



→ 通信生のオレは、まともに2次の授業を聞いたことがなかった。

なぜなら、寝てしまうから。

ちなみに、2回目と3回目の受験時は、一切授業を受けずに、

問題ばかりを解いていた。



そして、オリジナルの手法確立にこだわり続けてきたのもあり、

人の話は本当に聞かなかったオレだったが、

今年はきちんと、講師の話に対して真剣に耳を傾けた。




⑦アドバイスが心に響かない理由。



→ 単に個々の「2次に対する前提条件の違い」なのだと思う。

合格への手順は、実に千差万別。

受験生すべてがオリジナルだと思う。



前提条件が違うのに、形式知を共有しようとしても、

それは意味がないとオレは思っている。



暗黙知の共有は、非常に困難だ。



ちなみに加筆するが、予備校と本試験は、

2次そのものの前提条件が違うような気がする。

だから予備校の模試で上位でも、

本試験で落ちるという現象が起こるのだ、と思っている。





―― おそらく、これを見て

「何言ってんだ?」と思う人もいるかも知れないw



でも、それでいいんです。

結局、答えは自分の中にしかないのですから。






それが、オレのメッセージです。





いよいよ、次で最後の更新。




さて、何を書くのだろう? オレw


2次筆記の合格発表の次の日から

口述の対策を始めたが、

途中、テンぱったり胃が痛くなったり、

合格したという喜びなんて、とっくにどっかに消えていたw



LECとTACの模擬口述を受け、

準備は万全のはずだったが、

今日、オレは本試験ですら味わった事のない

異様な重圧に支配されてしまっていた。

実際に声が震えてました。はい。



結局、マーケ2問と財務3問で口述試験は終わった。

何しろテンぱったw 感想はその一言に尽きる。

頭が真っ白けというか、思考が停止した瞬間もあった。

10分で沈黙は合計30秒くらいかな?



マーケは、普通にリラックスできていれば、

普通に答えられたはずの質問にも

しどろもどろと言うか、何言ってんだオレ?って言うのもあったし

完全に聞かれたことと違うことを話して

ガンガン突っ込まれたシーンもあった。。



真ん中の試験管の方が、威圧系オーラ炸裂で

いやー 参りました。ww こわかった~。。。

マーケはしんどかった~。。。

何しろ頭が全然回らなかった。。



今思えば、財務3問については、

左側と右側の試験管の方が、知識系の問題で

助け舟を出してくれたんだろうなww



財務レバレッジ、ROAとROEと負債利子率の関係、

固定資産と固定長期適合率について。

助かりましたアタクシ。

うんうんとうなずいて頂いた両脇の試験管様。

とても感謝です。



こうして、口述試験が終了した。




リバティの2Fにあるタバコ広場で、

「ここにくるのも、これで終わりなんだな」と思いつつ

タバコを吸っている時、受験生であろう方に話しかけてみた。



その方はトップバッターで生産と財務だったようだ。

生産でかなり突っ込まれたと言ってたので、

オレのマーケと同じだと思いホッとしたw



その方も、論理的なことは言えてないと言っていたが、

「大丈夫ですよ、コミュニケーションの試験ですから」という

その言葉に、「ですよね~」 さらにホッとしたオレであったw



まったく初対面でも、同じ道を歩んできた受験生同士。

「やっと終わりましたね」 「長かったですね~」なんて

たわいもない言葉を交わし、笑顔でその場を離れた。

そういう所が素敵だな、と思った。







とは言え、アタクシ、1日中自己嫌悪に落ちていたわけで。。orz



最後の舞台であのざまか。。。的な

堂々と振舞えなかった情けなさを噛み締める日となってしまった。

でもま、落ちてることはないと思うので、

とっとと気持ちを切り替えよっと。



(この記事を書く前に、502をチェックしたが、

みんな充実感ある感じで、うらやましいw)




その後、職場に向かい、この試験への理解があった上司へ

ミスドでドーナッツを山ほど買ってプレゼントした。



そして上司に実務講習についての相談をした。

土日がメインの職場だけに、

実務で土日がとられると、2月は数字が上がらなくなる。

それが非常に心配だった。



しかし!何とか大丈夫そうな感じなので、

またまたホッとしたオレであった。。



その話の延長で、え?と思ったのだが、

上司は実は会社を作る事を計画していたようで、

色々と話を相談された。



何だかんだで1時間。

会社の作り方や税金の問題、

さらにビジネスモデルについて、

色々と入り組んだ話の展開になってしまったw



上司は、オレの最後の試験が終わるのを待っていたようだ。

お互い話を展開させ、最終的にひとつの方向性に

向かっていったのだが、ああ、これが診断士の役割のひとつか、

なんて思った。とても楽しかった。



スラスラ語るオレに自分で気づいていたのだが、

口述試験でなぜここまで流暢に出来なかったのだろう?



そう。極度に緊張していたから。

(へぼ野郎がぁぁー!!w)




しかし、あれほど緊張する事は多分もうないだろう。

6年間という歴史とプレッシャーがそうさせたのだから。

いい経験だったと思う。





いずれにしても、おつかれちゃん。オレ。

今夜が、診断士受験生として最後の夜。



前夜に、このように記事を書くつもりはなかったが、

これまでの記事を振り返って見ていたら、

ちょっと更新したくなったので書くことにした。



1月~8月は、表面しか見ていなかったとわかる。

深層に到達したのは9月以降だな。

累計900時間を超えたあたりだ。

8月が前兆となっていたのがハッキリ見て取れる。



さらに9月、MMCの模試を受けた後、

事例別の前提条件に気づいて

その後フローに到達した。1000時間を超えていたと記憶している。



いずれにせよ、初見問題を80分で解く、ということにおいて、

今もオレはオレの中で究極に達したという想いは消えない。



これでダメなら、オレは診断士として

素質がないと言い切れる。

計算問題が×なのも、今では必然としか思えない。

明日は堂々とHPを確認したいと思っている。




オレは既に、オレをリバティで解き放っていたのは間違いない。

どちらに転んでも、今はもう美しき想い出。




だから明日の扉を開きましょう。

地球はただ自転しているのですから。




そんな心境でございます。






あぁ。。なぜに明日は会社の忘年会。。。w

前回、やる気がないのに

口述対策やってもしょうがない的なことを書いたが、

TACのwebセミナーを見て、少し考えが変わった。



さらにTACとLECの口述想定問題集をさらっと見て、

まったくと言ってよいほど

言葉が出てこない自分に、やばいと思ったw



聞かれたことに即答するという行為は、

実はものすごいスキルなのでは?と改めて思う。



本試験は80分という時間があるし、

具体的に手順さえ構築できてそれを順守できれば

それなりに何とかなる。



特に、2次で書くという行為においては

A→B あるいはA→B→Cという

基本法則が存在するため、余計に何とかなる。



しかし、聞かれたことに即答するという行為は、

また全然違う別物のような気がしてならない。。



今もまったくやる気が出ないが、

せめて与件文だけは、少しずつで良いから触れておいて

脳に慣らしておく必要性を感じた。




あとはヤバさのリアリティなんだろうな。

2次の前提条件に気づき始めたのは8月。

その輪郭を認識したのは9月。

そして、事例別の前提条件に気づいたのが10月。



それら2次の諸々の前提条件を

事例別にフローチャート化し、

それを遂行する手順を総括してフローと名づけた。



さておき、



先日、1ヶ月ぶりに今年の組織事例を解いたが、

フローは脳に残っていたようだ。



ただし、第2問だけがどうしても引っかかった。

本試験後に感じたとおりの結果に収束してしまった。

あれはやはり、重複だ。



そしてもう1つ。



本試験が終わってから、

脳内の戦闘ホルモンが消えた。

と、いうことに気がついた。



いつもより10分オーバーなのは、

単に脳のコンディションにあるのだと悟った。



脳内における戦闘ホルモンの有無が大いに左右すると。



そう思ったとき、筆を置いてしまった。

もういいや。やらなくても。

あのレベルを、今のオレには再現できない。



12月11日にならないと、

オレはもう、スイッチが入らないんだろうな。

本気レベルが違うのに勉強しても意味がない。

それはわかった。




あと2週間、堕落に身をうずめましょう。

本試験が終わってから、もう1ヵ月も経つのか。

もはや遠い昔の話のような気がしている。



あれからまったく勉強をしていない。

完全に頭から手順が喪失した感覚だ。

もう今の自分では、80分で満足のいく解答は書けないだろう。



むしろ堕落の道を歩み、

ダメ人間に後戻りしただけなのかもw



試験が終わった途端、

「アルジャーノンに花束を」的な退化を

ゆるやかに実感する日々となっている。



やらなくてはならないことはある。

ただし、燃え尽きてしまっているため、

まったく何もする気になれない。



ブログを書くか見るか、

それだけの日々。

スイッチがまったく入らない。。



今の自分がこの1年の自分を振り返ると、

本当によくがんばってくれたなぁ。。

というのが正直なところ。







そろそろ、何とかしなくちゃ。

完全に堕落しているんだもの。




このままでは、本当にダメになりそうだ。

いずれにせよ、これが最後の受験となるため

恥ずかしい気持ちもあるが、再現答案をアップすることにした。

(ただし、事例4だけは割愛するw 計算問題全滅だからw)



試験が終わって、家に帰ってすぐに書き上げたため

再現率はほぼ100%に近い内容である。



※ 財務。12月11日。追記でアップ。




事例 I


■第1問
A社の強みは、ニーズの変化が速い大都市圏で、消費者の食の安全や自然志向に応えるため、地元農家との専属契約による原材料へのこだわりや、社内外の人材の活用による創作菓子で市場志向を展開していることである。これに対しF社は、職人技術を強みに多店舗展開を行い、地域密着を志向しているところが違いである。

■第2問
理由は、A社の市場志向とF社の地域密着志向の展開や、異なる製品構成および組織文化の融合に懸念を抱いたためである。またA社社長は成長志向が強いため、安定志向型のF社との相乗効果発揮が困難と感じたため。

■第3問
理由は①A社の従業員が130名とF社の50名よりも多いためF社に対して優位性を持っていたからである。②よってA社の売場や人員が整理統合の対象になると思っていなかった事から不満が生じモラールが低下した。

■第4問
A社社長は、F社のベテラン職人を責任者に任命したことで、①新作菓子を生み出す体制の整備や、商品開発ノウハウ構築の成果と、②2つの異なる組織文化のコンフリクトを早期に解消する効果を期待したと考えられる。

■第5問
短期的に売上を増進させるため、①新奇さが求められる大都市圏に対応するため、和洋を融合した新製品を開発し、目新しさを訴求する、②インターネットで和菓子やW市周辺の特産品を扱い、製品構成を強化する、③社内提案制度やコンテストを開催し、従業員のモラールを高めることで、売り場の活性化を図ることを助言する。




第1問は、これが無難かな?と思って書いた。


第2問は、第1問~第4問の関連を意識して書いたが、

事業構造の観点から書くべきだった。

具体的には、売り場の重複を書くことが出来なかった事が、残尿管の理由である。


第3問は、80%と言う数字を完全に見逃していた。

それは試験が終わって、他の受験生の再現答案を見て初めて気がついた。

(本試験の恐ろしいところだと改めて思う)


第4問は、特に根拠のないコンフリクトを挙げたが、A社の従業員の

モラールが低下しているなら、コンフリクトはありえる話であり、

モラールの低下が及ぼした問題を解決する必要があるような気がして、あえて入れた。

残りの半分は、経営課題の解決を描くことにした。


第5問は、短期的にという制約があるため、すぐに出来そうな製品開発と

インターネット販売はひとつの現実的な方法であると同時に、

モラールについて語る必要があると思って書いた。

無難かな、と今も思う。モラールは鉄板だから。





事例 II



■第1問
(設問1)
B社と、地域の学校や団体との長年の関係性の強みを活かし、地域ならではの体操着やユニフォーム製品にきめ細かな対応を行い、プロ志向に応える大手チェーンと差別化する。

(設問2)
B社の、従業員の顧客対応の強みを活かし、地域の高齢者から直接ニーズを収集することで、きめ細かな商品供給とサービスを行い、カジュアル志向のスポーツ店と差別化する。

■第2問
(設問1)
ウォーキングやジョギングを楽しむ割合の高い、高齢者層である。

(設問2)
フットサルを楽しむ、地域の大学生や地域住民層である。

■第3問
(設問1)
フットサル事業である。B社の本店裏にある土地をフットサルコートに活用し、地域の大学生や地域住民の練習とリーグ戦の試合の会場として提供する。またB社本店に事務局を設置し、試合の手配やきめ細かな商品供給を行うことで、顧客との関係強化を図る。

(設問2)
コインシャワー事業である。B社の本店裏の土地の一部にコインシャワーを銭湯と共同で設置・運営を行う。増加するランナーの着替えとシャワー需要に応えると共に、銭湯の込み合う状況の分散化を図り、中心客である高齢者層の満足向上と、自社への誘導を図る。

■第4問
B社は、ホームページやメール、掲示板を通じて、①X市の城下町としての歴史や文化と伝統、②市民マラソンによる街おこしやマラソンコースの紹介及び、電線の地中化による街の光景、③フットサルの活況等を情報発信する。これにより観光客やX市内外の人々とインターネットを通じた対話を行い、顧客との双方向を実現する。



第1問は、B社の強みである関係性と接客力を活かす必要がある。

また、競合は大手とスポーツ店の2社である。

記述が品揃えに重きを置いている以上、これが無難かな?と思い書いた。

最初に書いた文章がわかりにくくて、時間がないのにリスクを侵して

消しゴムで2つとも全部消して、書き直したのを覚えている。


第2問は、第1問と第3問と完全にリンクしなければ

整合性が取れなくなると思っていた。

ランナーを高齢者に限定したのも、

フットサルを大学生と地域住民にしたのも、そういう理由である。


第3問は、設問1は鉄板で書いたつもりだが、

設問2は、最後のほうに書いた。

ターゲットは高齢者層にするべきだ、と決めるのに時間がかかったためだ。

ちなみに、第2問の高齢者は、一番最後に書いた。


第4問は、電柱の地中化にこだわったw


いずれにせよ第1問~第3問は、整合性を取る必要性を感じていた。





事例 III


■第1問
理由は、①売上が低迷している家具専門店を避け、ライフスタイル提案を行う販売店と直接取引をしている、②若い主婦層の健康・安心志向にマッチした新製品開発コンセプトや、③営業の顧客ニーズ収集力を、C社製品の開発や設計に活かしていることである。

■第2問
(設問1)
過大な在庫と欠品の理由は①出荷頻度が低い製品があるにも関らず、部品機械加工の稼働率を優先し、過大なロット生産を行っていること、②営業と製造部門との情報交換不足により、追加発注に対応できないためである。

(設問2)
生産面での対策は、①外注との連携強化を推進し、生産計画の共有化によりボトルネックである部品機械加工の分散化を図ること、②営業と製造部門の製販会議の頻度を高め、需要変動を共有化する仕組みを構築し、柔軟性の高い生産計画や調整作業を実現すること。

■第3問
(設問1)
C社のメリットは、①先方からの製品アイデアによりコンセプトを重複させずに売上拡大が図れ、②受注生産であるため在庫リスクが低く、収益性の向上が期待できることである。

(設問2)
C社の課題は、大手小売チェーンへ迅速な納期回答を可能とする体制を構築することである。対応策は①第1工程から最終工程までの指示を文書化し、現場任せの進捗管理を改善する、②製造リードタイムの見直しを図ると共にリアルタイムで製造状況を把握すること。

■第4問
見込生産は、需要予測情報と在庫量を管理することが重要であるが、受注生産は、設計情報と、生産リードタイムや生産統制を管理することが重要である点が、主な違いである。




第1問は、鉄板を書いた。

生産の強みの鉄板は、営業か技術か体制しかない。


第2問は、既存事業の問題点と解決だ。

設問1は、よく書けてると思うが、

設問2は、段取りを書けなかったことが失敗だったなと思う。

いずれにせよ、あの時、見込み生産でやってきたC社が、

今後、多品種少量生産に向かうのなら、

「ボトルネック」である工程を外注化するのもアリだと思った。

なぜなら、生産工程は、C社の強みではないと感じたから。


第3問は、設問1は良く書けてると今も思う。

設問2は、まるでH17の生産のTACの模範解答のようだww


第4問は、10点という配点から、

第1問~第3問までの総括を求めてるのかな?と解釈した。

無難かな、と今も思っている。





事例4で、それほど差がつかないのなら、

事例1~3が鍵を握るはず。



2次の前提条件に従って書いたこの文章が、

オレを合格に導く事が出来ないのなら、

それはそれでしょうがない。




そう思っている。





12月11日、追記。

合格が確定したため、財務も公表することにした。

ただし、計算問題だけはカットする。

全滅だったから。


得点配分から言って、

CVP以外は、たいした意味はなかったのかも。

なんて今は思っている。



計算問題全滅でも、合格する人が存在するということで。

優しい気持ちでお読みください。




事例 IV

■第1問
問題点(1)
(a)
売上高総利益率

(b)
25.08%

(c)
原因は、成長市場であるアジア諸国への輸出が増加したことで、為替変動リスクの増加を招き、売上高が影響されることである。

問題点(2)
(a)
有形固定資産回転率

(b)
2.62回

(c)
原因は、D社の事業拡大に伴い、隣地の中古不動産の買い増しを行ってきたことで、建物の早期の老朽化を招いたことである。

問題点(3)
(a)
自己資本比率

(b)
25.56%

(c)
原因は、土地・建物の買い増しを借入金で賄ってきたことで、同業他社に比べて、借入依存度が高くなっていることである。

■第2問


(設問2)
本社を売却した場合、負債の利息や販売費及び一般管理費が削減され、D社の固定費が下がる事から収益性が増加する。よってD社の財務体質は改善するため、景気変動に対し、D社の自己資本利益率は向上する。

■第3問

(設問2)

(b)
本社の売却により、負債の利息がなくなるため、営業レバレッジは作用しない。その変化により経常利益は向上し、さらにD社の損益分岐点が引き下がるため、為替リスクへの耐性が強まり、収益性が高まる影響を与える。

■第4問

(設問2)
(a)
ドルのプット・オプションを購入し、決済日に円安なら権利を行使せず、100円より円高なら権利を行使する

(b)
長所は、輸出をする場合、円高の進行による為替リスクを最小化し、収益低下を回避することで、収益性が確保できることである。短所は、オプションの行使時にプレミアムが発生するため手数料を徴収されることである。





1つだけ言いたいのは、

経営分析の粗利だわ。



どの予備校もそんなこと書いてないが、

オレは今も、あれが良いと思う。



だって、長所・短所の発生原因はそれだし、

最後の問題が「解決」なはずなのに、

第1問でそれを指摘しないって、おかしいと思う。

長所・短所で切り分けたのは、ひとつの解釈に過ぎない。



はぁ。。。やっと言えた。

不合格だったら、永久にこの事はお蔵入りだっただろう。



H17年以降、経営分析で問題点を指摘して、

後半で解決するという予備校の教えは何だったのか。。





財務ほど、A→B→Cという記述の基本法則があてはまる

事例問題はない。




来年、合格を目指す方がこのブログをみて

ほんの少しでも叩き台になってくれればと思う。




何度も言うが、計算問題が全滅だったから。

LECのフィードバックの結果。




事例1は評価C。

最初、目が点になって何事かと思った。

そして、以下の講評を見て、しばし頭が混乱してしまった。



【講評】 第2問は的を得た解答となっています。

その他の設問も題意を外していないことを考えると、

事例1としては十分合格レベルではないかと考えられます。

自信を持って口述試験対策へと進んでください。



ん?   え?

しばしフリーズした。



あ、そうか。



予備校基準の採点だとCだが、

採点した講師の方は、そう思ったと言うことか。

そう思うことにしたw

そう思わないと、評価と講評のギャップを埋められない。



ちなみに第2問は、試験後の記事に書いたとおり、

本試験で唯一、残尿管が残った問題であった。

それをピンポイントでそう評価されて、

少しホッとしたことを付け加えておく。



講評でそうおっしゃるなら、

最初からAと言って欲しかったw




事例2は評価A。



【講評】 解答全体でB社の診断ストーリーを構成している、

説得力のある解答です。口述試験に備えて、

再度与件文・設問文をよく読み、ご自分の解答を見直しておきましょう。



異論なし。

何も言う事はない。




今日は、組織とマーケだけが戻ってきた。

生産と財務は戻ってきたら、

この記事に追加する形で内容と感想をアップしようと思っている。




11月16日、以下追記。




LECから生産と財務のフィードバックが届いた。



事例3は評価B。



【講評】 全体的にまとまった答案になっています。

ただ、第3問については、(設問1)で収益面のメリットだけでなく、

製品開発やその他の面についても述べる必要があります。

(設問2)は、やや一般論の解答になってしまっています。



正直言って、予想してなかった内容で驚いた。

マーケと生産は、Aクラスだと思っていたからだ。

でも、確かに指摘されていることは最もだと思う。

むしろ、段取りについて指摘されないことにビックリした。




事例4は評価B。



【講評】 第1問経営分析は、指標選択は的確ですが、

売上総利益率の内容は長所として、

技術力やブランド力を挙げるのが妥当と考えます。

第2問以降、計算問題は微妙に違っていますが、

記述内容は明確に述べられています。



この評価Bは、最大のサプライズだw

Cか、最悪Dを覚悟していたからだ。

(計算問題が全滅だから)

第2問以降の記述が明確に述べられているとするのなら、

まだ、希望の光は残されているかも知れない。




まとめ。



フィードバックの結果はCABB。

(ただし、組織のCのコメントを見ると微妙だ。)



うーん。。

せめて組織~生産がAAAなら、

少しはホッと出来ると思っていたが、

この現実は非常にまずいな。。



試験が終わって、再現答案を書いて以来、

実は本試験問題を財務以外、ほとんど見ていないが

覚悟を決めて、12月から口述対策を行うことにしよう。



ただ、こんな状況でも、

ダメだと思ってないんだよね。。

実に不思議だ。

今までは絶望してきたのに。



それは今回の本試験は、

過去の本試験や予備校の模擬試験と比較して、

かつて味わった事のないレベルで手応えを感じたからだと思っている。

これでダメなら、もう無理と言い切れる。

(実際、これ以上やってもこれ以上にはなれないと思っている。)



いずれにせよ、すべては12月11日に答えが出る。

ダメだったとしても、廃人にならないよう、

腹をくくっておかなくてはと思う。