2022年10月22日(続き)
父が病室に案内されてから、しばらく後、
母と私も病棟内の部屋に通された。
そこで主治医の先生の説明を受ける。
手術は膵頭十二指腸切除と
肝臓動脈の血管合併切除を
合わせて行う。
その手術手順(切除と再建)を教えてくれたが、とても複雑だ。
胃と腸をくっつけて、
胆管と腸もくっつけて、
切り取られて残った膵臓半分も
腸にくっつけるらしい。
そんなツギハギだらけの内臓でも
機能するのか〜。
人間の体って不思議。
播種(癌が散っている)があった場合は切除せずに閉じること。
それから、術後合併症が起こった場合の対応について説明があった。
膵頭十二指腸切除は
消化器の中でも大きな手術で、
手術時間は8〜9時間を予定しているそうだ。
外科の先生はそんな長い時間、
集中しないといけないんだね~。
本当にすごいよー。
主治医と一緒に執刀する先生も
紹介してくれた。
同じ肝胆膵外科の
若手ホープのような先生だ。
「手術当日、家族は朝9時ごろに来て、
昼前まで待機してください。
(開腹したけどダメだった場合があるため)
その後は退出しても良いが、
午後5時くらいに戻ってください」
とのこと。
中抜けしていいんだねー。
ずっと待つのは精神的に辛そうなので、
助かる。
母と私は先生方に
「よろしくお願いします。」
と言って、病院を去った。