2022年9月5日(続き)

父が胆管がんの疑いで
入院することになったので、
私は仕事から帰って、
父の下着など、
すぐ必要なものを持って
病院に向かうことにした。

急いで準備していると、
玄関のチャイムが鳴る。ルンルン
“取り込み中やのに〜”ショボーン
と思いながら外に出ると、
向かいのお節介おばちゃんだった。ひらめき

父と母の帰りが遅いのを怪しんで、
母に電話して事情を知ったらしい。
「病院に行くんやろ。
送っていったるから車に乗り!」あんぐり
病院までは、わずか3キロ。
自転車自転車で十分行ける距離だ。

それよりも、
突然起こった出来事を
自分の中で受け止めきれてなかったので、
とりあえず1人か家族だけになりたい。
他人に入り込んでほしくない。えー
「自転車で行けるから大丈夫。
送って要らない。」プンプン
かなり強めに拒否したんだけど、
腕を痛いくらいつかまれて
無理矢理お向かいさんの車に乗せられた。えーん

向かいのおばちゃんは
「誰々さんはガンになったけど、
今はもう元気になってるから
大丈夫、大丈夫。」ひらめき
などと話す。
はっきり言って無神経。ムキー
その人が助かったことで
父が大丈夫という保証はない
のにさ。
詳しく知らないくせに
気楽に大丈夫なんて言うんじゃねえムキームキー
心の中で悪態をついていた。