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今回のデイキャンプはボランティアの方に支えられて実現したものだ。
僕たち患者・家族が遊んでいる間はバーベキューの準備をしてくれた。
バーベキューの後はモルックをはじめとして、色々なゲームで子どもたちを楽しませてくれた。
そうやって面倒を見てもらっている間に、僕たち親同士が情報の共有をする時間が持てたわけだ。
そのボランティアの方々。
年配の方から一番若くて高校生がいた。
年配の方々は温かく見守ってくださり、大学生や高校生の若い方は子どもたちの相手をしながら実際に体を動かし。
(その中に40代の僕も全力で走ったり遊んだりしたのだが)
僕は大学生の子たちに聞いてみた。
ボランティアをやろうと思ったきっかけはなんですか?
親がそういう活動をしていたので、僕も小さいころから参加するのが普通だったからです。
その中で、閉会式でMVPに選ばれたボランティアは高校生。
かつてこの集まりで、病児として善意を受けていた側の子が、この日ボランティアとしてデビューしたのだという。
親から子への善意の継承。
受ける側から施す側への成長。
わが息子は受けてきた善意をどのように社会に還元できるだろうか。
きっと痛みを知る分だけ、人には優しくなれるはず。
だって痛みを知らずとも 、こんなにも支えてくれる人が世の中にはたくさんいるのだから。
当日の息子。
朝の嵐が嘘のように晴れた。
≪デイキャンプ編 完≫