検査入院の最中、もちろん先生や看護師さんにはお世話になるんだけど、息子の中で一番お世話になった印象が強かったのが、CLSのアイさん(仮名)だ。

 
どれくらい強い印象が植えつけられてるかというと、検査入院から通院することになるその病院を、彼は「アイさんの病院」と呼んでいるくらい。
 
CLSはChild Life Specialistの略。
協会のHPから拝借すると、この通り。
先々週の土曜日、2/5の朝日新聞「be on Saturday」にも特集されていましたね。
 
 
アイさん、痛みを伴う検査では、少しでもその不安や苦痛を和らげるために、色々を用意してくれた。
 
点滴ラインを取るときには処置室に電車のDVDを持ってきて見せてくれたり、カーズのシールを作ってくれたり、トミカを走らせるお手製のサーキットを作ってくれたり。
 
苦痛や退屈を紛らわす表面上のサポートだけでなく、人形や医療器具を使ってどういう検査や治療を行うかの説明を行ってくれたりして、息子の心の深部に安定をもたらしてくれる。
 
それはもう、アイさんがいなければ今回の入院生活どうなっちゃってたろう…ってくらいお世話になった。
 
まだ3歳だからね。
説明してもわからない部分もあるし、うまく自分の思いを表現できないし、退屈だとぐずりだすし。
あ…退屈でぐずるのは5歳の今でも変わらないや大泣き
 
サポートを受けたのは息子ばかりでない。
主治医との面談にも立ち会い、治療方針を息子にどう説明するかまで一緒に考えてくれたりした。
 
患者・家族に安心感を与えてくれる本当にありがたいお仕事。
だが、このCLS。
残念ながらまだ日本には40~50人しか資格を持つ人がいないみたい。
 
もっとこのお仕事が認知されて普及すれば、不安な子どもたちやその家族ももっと救われるのにな。