江戸時代中期の明和7年(1770年)、仏教家で学者でもあった菊池祖睛によって御社地(おしゃち)天満宮が建立されました。天満宮のある御社地は大槌町の中心部に位置し、長年にわたって憩いの場として親しまれてきましたが、東日本大震災で多くの構造物が流失してしまいました。震災から10年経過し、地元住民を中心とした天満宮奉賛会によって寄付が集められ、2021年に再建されました。翌年には木鷽(前列左)が作製され、正月参拝にこられた地元住民の方々に無料で配布されました。以降、鷽替え斎行が検討され、令和6年2月25日に同町で初の鷽替えが執り行われました。鷽替え当日は50人ほどの参拝者が輪になって、太鼓の音とともに「替えましょう、替えましょう」と言いながら、番号記載のシールが貼られた鷽を隣の人に渡していき、終了時に持っていた鷽が当たり番号だった方には、博多人形師制作の干支置物や地元の海産物、米などが贈られたそうです。令和7年は3月2日に行われます。受付は12時、神事は12時半から(神事の参加には予め鷽を購入する必要があります)。木鷽は円筒形で高さ5~7センチほど。天満宮奉賛会のメンバーであり、本業は大工、鍛冶職人、漁師といった方々によって個性豊かな鷽が作られています(初穂料700円)。
御社地天満宮![]()
岩手県上閉伊郡大槌町末広町1-19
三陸鉄道大槌駅から徒歩7分
