セキュリティの事でよく出てくる脅威とは何?
どういう方法でやってくるのか?
そしてどういう被害をもたらすのか?
まずは敵の正体をはっきり知っておく必要があります。
そして自分のパソコンをよく知ることも重要です。
パソコンのスペックはどのくらいなのか?
OSやブラウザのアップデートはされているのか?
パソコンに個人情報は入っているのか?
メールのやり取りが多いのか?など。
ウイルス対策はしているが、スパイウェア対策はしていない。
セキュリティ対策ソフトを入れてるけど、ウイルス検索やアップデートをしていないなどの場合、危険性は高いのです。
またセキュリティ対策ソフトを導入後に、パソコンの動作が重くなってかえって逆に利便性が損なわれたというトラブルもよくあります。
パソコンのセキュリティ対策をするときは、なぜ対策が必要なのか?何に対して必要なのか?ということをすべてではなくていいので、ある程度は知っておきましょうね。
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脅威とは?
インターネットをする上で脅威はいろいろ考えられるのですが、重要なのはウイルス、スパイウェア、不正アクセスでしょう。
まずはこれが何であるのか知っておきましょう。
これらの脅威への対策をまとめてセキュリティ対策といいます。
ウイルスとは?
ウイルスとは、パソコンに侵入し危害を加え悪影響を及ぼすプログラムのことです。
別名:コンピューターウイルス。主にメールやホームページ閲覧、またはフリーソフトなどを通して感染します。
ウイルスに感染すると、パソコンの動作が不安定になったり、画面の表示がおかしくなったりするものから、悪質なものになるとハードディスク内の保存されているファイルが破壊されたり、ウイルス付きのメールを勝手に送信したりと様々な被害が出てきます。
放っておくとパソコンが起動しない、電源が入らないということにもなります。
インターネット上には現在ウイルスが、何万種類もあり増殖、伝染などを繰り返しています。
また毎日どこかで新種のウイルスが発生しており、ウイルス対策ソフトのアップデートが必要なのはこのためです。
ウイルスに感染すると自分のパソコンが被害にあうばかりではなく、上記のメールの送信例のように加害者となることもあるのです。
インターネットをする上で、セキュリティ対策はもはや当然の義務であり、マナーです。
スパイウェアとは?
スパイウェアとは、ユーザーの知らないうちに通信内容や個人情報を、特定の場所(プログラム作成者)に送信するソフトウェアのことです。
パソコンのなかでスパイ活動をしているといえば分かりやすいですね。
スパイウェアの種類はたくさんあり、インターネットの閲覧記録を送信するもの、パソコンに広告を表示させるもの(これをアドウェアといいます)、ダイヤルアップの接続設定を変更するもの、キーボードで入力されたIDやパスワードなどを記録し送信するものなど実に様々です。
これらスパイウェアは、フリーソフトに含まれていたり、ブラウザのセキュリティ設定や弱点を突いて侵入してきたり、無料ゲームやセキュリティーソフトに偽装してユーザーをだまして侵入してきたりと多種多様に侵入して来ます。
ウイルスとの違いは何かといいますと、基本的にウイルスは増殖するがスパイウェアは増殖しないということ。そしてもうひとつは、ウイルスがパソコンの破壊活動を行うのに対して、スパイウェアは経済活動、つまりお金儲けが目的であるということです。
インターネットをする上では、ウイルス対策は当然必要ですが、スパイウェアの対策も必要です。
スパイウェアの対策ソフトとしては、無料で利用することができるSpybotやAd-Awareなどのフリーソフトが有名です。これらのソフトは、スパイウェアの検出や駆除が可能です。
また最近のセキュリティー対策ソフトは、スパイウェア対策も兼ねているものがあります。
一度自分の使っているセキュリティー対策ソフトを調べてみて下さいね。
不正アクセス
不正アクセスとは、インターネットを通じて他人のパソコンや会社のネットワークなどに、不正に侵入することです。
不正アクセスをする人をクラッカーと呼びます。
クラッカーは、十分なセキュリティ対策のされていないパソコンやネットワーク、またOSやプログラムの欠陥であるいわゆるセキュリティホールを狙ってきます。
不正アクセスを受けるとIDやパスワードが盗まれたり、パソコンのファイルなどを盗み見、削除されたり、ホームページが改ざんされたり、悪事の踏み台にされ、ウイルスメールや迷惑メールの送信元にされたりと様々な被害が予想されます。
現在、不正アクセス禁止法が施行されていますが、被害にあわないためにもそれぞれが十分な対策をして不正アクセスを防止する必要があります。
一流企業や国の機関も不正アクセスを受け、情報の漏えいがありました。
衆議院や参議院のサーバー、そして国会議員、ソニー、三菱重工業(防衛省の保護すべき情報もあるはず・・・
)
また、「最高レベルのセキュリティ」だったという「価格.com」も不正アクセスを受け、閲覧者がウイルスに感染した可能性がありました。
ということは、個人のパソコンなんて、いとも簡単に侵入されるという訳です。
だから普段からのセキュリティ対策をしっかりしないとダメってことです。
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あと補足として、ウイルス系で有名なのが
トロイの木馬ですね。
このトロイの木馬は、様々な経路を通じて被害者がダウンロードしたプログラム実行形式のファイル(Windowsであれば.exeにあたる)を実行することから悪意ある動作を開始し始めます。
バックドア型
被害者に無断かつ秘密裏にインストール、実行されるという点がほとんど。被害者のパソコンのプログラム、データファイルの実行、停止、削除、ニセのエラーメッセージやダイアログの表示、デスクトップスクリーンへの落書き、壁紙の変更、ウェブカメラの乗っ取りによる盗撮など。
パスワード窃盗型
被害者のパソコン上のあらゆる種類のパスワード、IPアドレス、被害者のマシンの詳細な情報などを収集。
クリッカー型
特定のウェブサイトのアクセス数を上昇させ、広告収入を上げる。
特定のサイトに接続要求を集中させることにより、DoS、DDoS攻撃を実行させる。
悪意あるソフトウェアをダウンロードさせるために接続させる。
ダウンローダ型
起動する攻撃者が意図した特定のウェブサイトへ接続し、悪意あるプログラムをダウンロードしようと試みる。ダウンロードに成功すると、次にそれらの悪意あるプログラムを被害者の同意を得ずに順次実行する。実行の手続きと同時に、悪意あるプログラムがOSの起動時に自動的に起動するよう、パソコン内部を改造する。
ドロッパー型
元から内包された悪意あるプログラムを秘密裏にインストール、実行するために使用される。 従って、ダウンローダのように、ネット上から実行させるプログラムをダウンロードしない。
そのため、ほとんどのドロッパー型トロイは、実行役のプログラム、そしていくつかの実行させるための悪意あるプログラムという複数のファイルで構成されている。
プロキシ型
実行されると被害者のルータやDNSの設定を無許可で改変し、被害者のマシン上にプロキシサーバを構築する。
攻撃者のインターネットへのアクセスは全て、このトロイを実行したマシンを経由して行われるようになるため、攻撃者は、匿名性を上げることが可能となる。
一方で、被害者は、自分のIPアドレスをハイテク犯罪に乱用されるため、知らず知らずのうちにハイテク犯罪の加害者となってしまう場合も少なくない。
などに分類され、毎年いくつかの新種と、膨大な数の亜種が作り出されています。
感染経路
トロイは、その性質上、まずは被害者にサーバーとなるファイルを実行してもらう必要が生じる。当然、一見して危険を察知されるような怪しげなファイル名や、アイコンは使用されない。ほとんどの場合、動画の再生コーデックのインストーラ、アンチウイルスウェア、メディアプレーヤーなどの名に偽装し、被害者にダウンロード及びインストールを促す。
いくつかのWindows向けのトロイは、※OSの初期設定では拡張子が表示されない設定を悪用し、意図的にファイル名の末尾に.jpg、.mp3、.avi、.zip等の画像や、音声、動画、アーカイヴ形式の拡張子名を付加し、最後に.exeとしているものもある。また、通常はスクリーンセーバー用にしか用いられない拡張子.scrや、バッチ処理ファイルの拡張子.bat、さらにVB Scriptの拡張子.vbsなどになっている場合もある。 特に、.scr形式の場合、無料スクリーンセーバーとして配布されている場合が多いので注意が必要である。
そして上記のようなファイルを被害者がダウンロードし、実行した瞬間に活動が始まる。従って、ほとんどのトロイは、ダウンロードしただけでは活動することができない。
※Windowsの初期設定では拡張子が表示されない設定になっていますので、トロイの木馬などの感染予防対策として、この機会に拡張子を表示するに変更して下さい。
(拡張子とは?)
拡張子(かくちょうし、extension)とは、ファイルの名前(ファイル名)の末尾につけられたファイルの種類を識別するための文字列。
代表的な拡張子の種類
【doc】マイクロソフトのWord形式ファイル
【xls】マイクロソフトのExcel形式ファイル
【pdf】Adobe Acrobatで作成されたファイル
【exe】実行ファイル
【txt】テキストファイル
【bmp】【gif】【jpg】【png】 画像ファイル
【wma】【wav】【mp3】 音声ファイル
【mpg】【avi】【wmv】 動画ファイル
【zip】【lzh】【rar】 圧縮ファイル
などがあります。
表示方法は
このように初期の設定では拡張子が表示されていません。
左から音楽ファイル(拡張子はmp3)画像ファイル(拡張子はjpg)右二つが実行ファイル(拡張子はexe)です。
この上の整理▼をクリック。
するとこうなります。
ここの真ん中の「フォルダーと検索のオプション」をクリック。
この上にある表示をクリック。
このような窓が出ますので、下の方にスクロールしてください。
この場合だと、一番下から3つめに「登録されている拡張子は表示しない」にチェックが入っていますよね。そのチェックを外してください。
これで、適用またはOKを押して完了です。
すると下のように拡張子が表示されます。
ではなぜ、拡張子の表示が必要かというと、このような例があります。
アイコンが変更できなくで、リアリティに欠けますが、ファイル名を上と見比べて下さい。ずれているし、よく見ると最後に「...」がありますよね。
これはそのあとにファイル名が続いてますという印です。
ファイル名をクリックしてみると、
↑はmp3のファイルに偽装した実行ファイルですね。
↑これは画像ファイルに偽装した実行ファイル。
このようにcover.jpg .exe
↑ここに空白部分を長く入れて、実行ファイルであることを隠しています。
実際にはファイルの画像やアイコンも巧妙に細工されているので要注意です。
フリーソフトをダウンロードした時や、また身に覚えのないファイルがあった時は、セキュリティソフトの「このファイルをスキャンする」機能を使って、安全であるか否かを確認してから開く、または実行することをおすすめします。
パソコン、ネット初心者の方は、怪しいファイル、見に覚えのないファイルには手を出さない方が賢明ですね。
足早に進んでいますが、次回は、セキュリティソフトの選び方についてです。
質問などあれば、コメントまたはメッセージにて送って下されば、個々にお答えしていきます。