マグネシウムの働き

マグネシウムの働きはさまざまで、その理由は、マグネシウムが、体内の300種類以上の酵素の働きを助ける作用があるからです。マグネシウムが関係する働きについては、例えば、タンパク質の合成やエネルギー代謝、歯や骨の形成、神経情報の伝達、体温や血圧の調整などが該当します。

マグネシウムを摂取することで得られる効果

マグネシウムを摂取することで、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。次は、マグネシウムを摂取することで期待される効果を解説します。

骨を形成する

カルシウムやリンとともに、丈夫でしなやかな骨を形成する効果があります。そのため、マグネシウムが不足すると、骨粗しょう症の原因になるのです。

筋肉の働きを助ける

マグネシウムは、カルシウムと相互に筋肉の働きを調整します。カルシウムの働きは、筋肉を収縮させることで、マグネシウムの働きは、逆に筋肉を弛緩させることです。そのため、弛緩剤としても利用されます。

高血圧を防止する

マグネシウムには、正常な血圧や体温を維持する効果があります。そのため、高血圧防止に効果があるのです。

神経の興奮を抑える

神経情報の伝達の役割もあり、神経が興奮するのを防いでくれます。そのため、イライラを軽減する効果もあると言われています。

偏頭痛を軽減する

神経の働きを安定化させる効果があり、偏頭痛の予防に効果があると言われています。マグネシウムを継続的に摂取した人の頭痛頻度が低下したという報告もあります。

アディポネクチンを増やす

アディポネクチンとは、長生きホルモンと呼ばれ、肥満や高血圧を予防し、若返り効果や抗がん作用があると言われる物質です。マグネシウムをよく摂取している人は、このアディポネクチンの値が高いというデータから、マグネシウムがアディポネクチンの分泌を促進し、アディポネクチンを増やす効果があると考えられています。

カルシウムと一緒に摂取する

マグネシウムは、カルシウムとともに、骨や筋肉に相互に作用する栄養素です。そのため、いずれもバランスよく摂取しなければ、相互の働きが悪くなってしまいます。マグネシウムを摂取する際は、カルシウムの摂取量にも気を付けましょう。マグネシウムとカルシウムの相互の働きが良くなる理想的な摂取量の割合は、マグネシウム1:カルシウム2と言われています。

また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDについても、マグネシウムとともに摂取することがおすすめです。多くのサプリメントが、マグネシウムと一緒に、カルシウムやビタミンDも摂れるように作られています。これは、カルシウムの吸収を高めることで、間接的に、マグネシウムの働きを良くしてくれることが期待されるからです。

かぼちゃの種(いり)

530mg

大さじ2杯20g

106mg

あおさ(素干し)

3200mg

1回分5g

160mg

いり大豆

240mg

1枡50g

120mg

木綿豆腐

130mg

1/2丁150g

195mg

がんもどき

98mg

1個100g

98mg

するめ

170mg

1枚110mg

187mg

なまこ