おはようござます。
ソルトンセサミ紅翠でございます。
寒の戻り・・
今朝も、ちめたい(冷たい)京都北白川です。
暑さ寒さも彼岸までとは、ほんによぅ云うたもんですね。
今日は、十首目を読み返してみました。
点前こそ薄茶にあれと聞くものを
麁相になせし人はあやまり
(そそう)
お茶のお稽古をなさっておられる方には、
よぅご存知で、釈迦に説法、お許しください。
茶道には、薄茶点前、濃茶点前、相伝物などなど、
入門から、だんだんと奥の点前を習います。
稽古を重ねて参りますと、基本の点前を致しますとき、
ふっと、邪な心にて点前が雑になることがあります。
それでは、あかんと訓えてくださっています。
基本の点前が、心を込めてしっかりと出来なければ、
たとえ、難しい点前、手順が覚えられたとて・・・
日々の暮らしでも同じ、例えば「お辞儀」
お辞儀には、真・行・草がありますが、
「真」やから丁寧で、
「草」やからというて雑ということやありませんね。
最敬礼も会釈も、頭を下げる角度などが違うだけ、
心は、どれも同じで、どちらも「丁寧なお辞儀」
丁寧で、心のこもった「会釈」が出来ひんかったら、
「最敬礼」も、お相手には伝わらへんのやと思います。
「利休百首」は、解説付きの様々な書物が出ておりますので、
正しきは、そちらのほうをお読みくださいませ。
ここに記しますのは、あくまでも私的なものでございますので、
理解違い、過飛躍的解釈などなどありましょうが、
どうぞ、ご寛容にお読み捨てくださいませ。