ホテルに泊まっていると、ちょっとしたことでフロントに連絡したくなることがあります。

「タオルをもう1枚お願いしたい」

「部屋のエアコンの使い方が分からない」

「チェックアウトの時間を確認したい」

「Wi-Fiにつながらない」

日本人の宿泊客であれば、フロントの電話を使ってすぐに聞けることも多いですよね。

でも、海外から来たゲストの場合は、少し事情が違います。

ホテルの部屋にある電話を見ても、

「どのボタンを押せばいいの?」

「フロントは何番?」

「英語でどう説明すればいい?」

と迷ってしまうことがあります。

特に最近は、スマートフォンで何でも操作することに慣れている人が増えています。

そのため、昔ながらの客室電話を見て、「これはどうやって使うんだろう?」と感じる人がいても不思議ではありません。

ホテル側にとっても、言葉の壁は意外と大きい

海外ゲストが増えると、フロントスタッフの負担も少しずつ変わってきます。

日本語だけなら簡単なお願いでも、英語、中国語、韓国語などになると、対応するスタッフによってコミュニケーションの難しさが変わります。

もちろん翻訳アプリを使う方法もあります。

ただ、宿泊客が自分のスマートフォンで翻訳アプリを開き、文章を入力して、フロントスタッフに見せるという流れは、毎回行うには少し面倒です。

ホテル側から見ても、

「何をお願いしているのか分かりにくい」

「翻訳された文章の意味を確認する必要がある」

「同じような質問への対応が何度も発生する」

といった小さな負担が積み重なります。

一つ一つは大きな問題ではありません。

でも、宿泊人数が増えれば増えるほど、この「小さな不便」が積み重なっていきます。

そこで考えられるのが、QRコードを使った客室からの問い合わせ

 

最近は、ホテルの案内やメニュー、チェックイン情報などをQRコードから確認できるようにするケースも増えています。

QRコードなら、宿泊客は自分のスマートフォンで読み取るだけ。

専用アプリをインストールしなくても、ブラウザから必要な情報を確認できる仕組みにすれば、海外から来たゲストにも比較的使いやすくなります。

さらに、

「フロントに連絡する」

「タオルを追加する」

「清掃について相談する」

「Wi-Fiについて質問する」

など、ホテルでよくあるリクエストをスマートフォンから送れるようにすると、客室電話とは違った便利さがあります。

 

 

私がこの仕組みに興味を持って調べている中で知ったのが、QRFrontというホテル向けのサービスです。

QRFrontは、客室などに設置したQRコードから、宿泊客がスマートフォンを使ってホテルへリクエストを送れる仕組みを提供しています。

特に面白いと思ったのが、単純に「QRコードを読み取ってホテルのホームページを見る」というだけではないところです。

宿泊客とホテルスタッフの間のコミュニケーションを、スマートフォンを入口にしてシンプルにするという考え方です。

 

「電話をなくす」より「電話を使わなくてもいい」にする

個人的には、ここがホテルDXで重要なポイントなのではないかと思っています。

ホテルの客室電話をすべてなくす必要はありません。

緊急時などには電話が必要なケースもあります。

ただ、日常的な問い合わせまで、すべて電話で行う必要があるのかというと、少し考える余地があります。

例えば、

「枕を追加してほしい」

「タオルが足りない」

「水を追加してほしい」

「チェックアウトについて確認したい」

といった内容なら、スマートフォンからリクエストできたほうが宿泊客にとって便利な場合があります。

ホテルスタッフ側も、電話を受けながら内容を聞き取ってメモするより、最初からデジタルでリクエストを受け取れるほうが管理しやすいケースがあります。

特に外国人観光客が多いホテルでは、この違いが大きくなるかもしれません。

海外ゲストにとって「言葉を話さなくても伝わる」ことは大きい

 

ホテルを利用するとき、宿泊客が一番困るのは、必ずしも日本語が分からないことだけではありません。

「どう伝えればいいか分からない」

ということ自体がストレスになることがあります。

例えば「タオルを追加してほしい」と思っていても、電話で英語を話すことに自信がなければ、フロントへ連絡することそのものを諦めてしまうかもしれません。

そう考えると、宿泊客がスマートフォン上で必要な項目を選び、簡単な文章で伝えられる仕組みには意味があります。

ホテル側にとっても、宿泊客側にとっても、コミュニケーションのハードルを少し下げることができます。

これからのホテルは「部屋の中」もデジタル化していく?

ホテルのDXというと、予約システムやチェックインシステムなど、大きな仕組みをイメージすることが多いと思います。

でも実際には、宿泊客がホテルで過ごす時間の中には、まだまだアナログな部分が残っています。

客室電話。

紙の案内。

フロントへの問い合わせ。

ルームサービスの注文。

館内施設についての質問。

こうした一つ一つをスマートフォンから簡単に利用できるようにしていけば、宿泊体験そのものが少しずつ変わっていくのかもしれません。

特に日本では、外国人観光客が増えている地域も多く、ホテル側が多言語対応を考える必要性も高まっています。

その意味では、QRコードを入口にして、宿泊客とホテルをつなぐサービスは今後さらに増えていくのではないでしょうか。

私自身、ホテルに泊まったときに「フロントに電話するほどではないけど、ちょっと聞きたい」という場面が意外と多いので、こういう仕組みは結構便利だと思っています。

ホテルの電話を完全になくすのではなく、

「電話しなくても簡単にホテルへ相談できる」

という選択肢を増やす。

QRFrontのようなサービスを見ると、ホテルのデジタル化は、こうした小さな不便を減らしていくところから始まるのかもしれない、と感じます。

今後、日本のホテルでもこうした仕組みがどのくらい広がっていくのか、少し注目してみたいと思います。

 

 

QRFrontについてもう少し詳しく知りたい方は、実際のサービス画面やホテルでの利用イメージを公式サイトで確認できます。

「ホテルの客室電話をどうすればもっと簡単にできるのか?」という点に興味がある方は、一度見てみると面白いかもしれません。

 

QRFrontの公式サイトはこちらから確認できます。

 

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