連合軍が大日本帝国に、無条件降伏を勧告するポツダム宣言を発表して、戦争を続ければ、国土が荒廃すると警告したのは、1945年7月26日である。

その後は、誰もが知ってるとおり。

大日本帝国、ポツダム宣言を無視。

連合軍、広島•長崎に原爆投下。

大日本帝国がポツダム宣言を受け入れて、無条件降伏したのは、1945年8月15日である。

連合軍最高司令官マッカーサーが、厚木基地(あつぎきち)におり立ったのは、1945年8月30日である。

日本の新聞が、昭和天皇(しょうわてんのう)が、日本のアメリカ大使館に、マッカーサーを訪問(ほうもん)したニュースを発表したのは、1945年9月28日である。

大日本帝国はすでになくなったのに、大日本帝国の内務省(ないむしょう)の官僚が激怒(げきど)するというお笑いがあった。

日本国民にとって、アメリカの”植民地“になった以上の驚き。

コーンパイプこそくわえていないが、軍務軽装(ぐんむけいそう)、腰に手を当て、リラックスして立つマッカーサー。

左隣りに、直立(ちょくりつ)して立つ、礼装(れいそう)、ピラミダル髭の、昭和天皇。

日本のこれからを象徴(しょうちょう)するツーショットだ。

昭和天皇は、すぐ、13階段に立たなかった意味を知ることになる。

マッカーサーは、コーンパイプを手に、戦争責任者を国民にさらす被災地(ひさいち)めぐりの旅を命じた。

 

*マッカーサー=1880~1964。アメリカの軍人。連合国軍最高司令官。*ピラミダル髭(ぴらみだるひげ)=口の上のピラミッドの形で左右に流れるひげ。*13階段(じゅうさんかいだん)=絞首刑台。