プレスリリース。

「通販大手のアスクルは、10月19日、サイバー攻撃によるシステム障害が発生し、商品の受注や出荷を停止したと発表した。コンピューターウイルス“ランサムウェア”への感染が原因としている。19日午前に感染を検知(けんち)した。復旧の見通しは立っていない。個人情報や顧客データなどの流出を含め、影響の範囲は調査中。」

アスクル、偉い!

何度も書いた。

セキュリティー会社の技術者は言う。

① セキュリティーは、情報が全てである。

a 不正アクセスにいつ、どこで気づいたか。

b ウイルス検索システムはどうなっていたか。

c ワクチンは何を使っていたか。

② 情報が公開されなければ、企業は対策を打てない、政府は対策の政策をつくれない。

①②は、こういうことだ。

1番有効なセキュリティー対策は、不正アクセスされた組織が積極的に情報を公開することである。

しかし、日本の政府も企業も、情報を公開しない。

 

*サイバー攻撃(さいばーこうげき)=コンピューターや通信などのネットワークに侵入してデータを盗んだり改ざんしたり壊したりすること。大規模なものを「サイバーテロ」と言う。*プレスリリース/ニュースリリース=マスメディア(新聞テレビなど)向けの発表。*コンピューターウイルス=コンピューターに不正な動作をさせるプログラム。自己伝染機能•潜伏機能•発病機能を1つ以上持つプログラム。*ランサムウェア=身代金要求コンピューターウイルス。2017年ウクライナから広がり、多数の企業のコンピューターが機能停止などの被害にあった。「ランサム」は身代金。*セキュリティー=防衛/防護/安全保障。*不正アクセス(ふせいあくせす)=サイバー攻撃。*ウイルス=コンピューターウイルスの略。*ワクチン=コンピューターワクチンの略。アンチウイルスソフトウェア。コンピューターウイルスをやっつけるソフトウェア。