国賊東大官僚が言った。

「国際卓越研究大学(こくさいたくえつけんきゅうだいがく)は、大学の研究水準を向上させ、技術革新をうながすために、国が認定(にんてい)し、基金(ききん)で支援する大学である」

新しい資本主義の岸田は、2021年10月の臨時国会の所信表明演説で、自慢の新しい資本主義の経済政策を語ったが、その中に、国際卓越研究大学の名前が出た。

岸田の新しい資本主義(あたらしいしほんしゅぎ)は、「成長と分配の好循環」「コロナ後の新しい社会の開拓」がキャッチフレーズの、新自由主義を意識したもので、具体的に何をどうするか誰にもわからない。

「新しい資本主義」の「資本主義」は周知(しゅうち)である。

しかし、「新しい資本主義」の「新しい」がわからない。

こう言える。

新しいかろうが新しくなかろうが、法律を守らない日本の総理大臣の資本主義は、うす汚れた資本主義である。

EU先進国のライフ-ワーク-バランスを知れば、その意味がわかるだろう。

ところで、ファンドは一般的に投資ファンドでバクチであるが、岸田の大学ファンドは、投資ファンドではなく、基金10兆円は税金で、科学技術振興機構(かがくぎじゅつしんこうきこう)が管理するという。

科学技術振興機構は、国立研究開発法人である。

国賊東大官僚の造語である国立研究開発法人は、政府の組織である。

国立研究開発法人の科学技術振興機構が独立採算制(どくりつさいさんせい)を求められるはずもなく、科学技術振興機構の大学ファンドの管理が甘くなるのは火を見るより明らかである。

科学技術振興機構が管理する大学ファンドの基金の10兆円は、税金である。

科学技術振興機構が管理する大学ファンドの基金の10兆円の枠は、政府が守る。

使っても使ってもなくならない、垂涎三尺(すいぜんさんじゃく)の大学ファンド。

(補足)

日本の大学は、ヨーロッパの先進国の大学と比べれば、クソである。

 

*岸田(きしだ)=第100代第101代総理大臣。*キャッチフレーズ= 広告•宣伝で、商品やサービスへの関心を高めるために使われる短い言葉や短い文章。*EU(いーゆー)=ヨーロッパ連合/政治•経済•安全保障などで一体化を進めるヨーロッパ諸国の組織。*ワーク-ライフ-バランス=① 週の労働時間は35時間。② 残業は35分を越えてはならない。③ 残業代の計算は10分単位で年末に一括支払い。④ 1か月以上まえに命令された残業代は25%増し急な残業代は50%増し。⑤ 子供が3歳になるまで育児休業が取れる。⑥ 育児のための短時間勤務という選択肢がある。⑦ 3年間育児休業して職場復帰する不安を解消するために職業教育を受ける権利がある。⑧ 制度の利用の制約禁止。*垂涎三尺(すいぜんさんじゃく)=食べ物を見てよだれが90センチも垂れるという意味で、食べたい気持ちをあらわしているが、そういう“状態”であることの比喩(ひゆ)でも使われる。