脳みその軽いニッポン人は、国際社会が認めていることを、気軽に改ざんする。
「辛丑条約のときの中国ではない！」とたんかを切った、習近平をなめていると大けがをする。
日本は中国と戦争できるのか。
日華議員懇談会のニッポンニッポンその１。
2024年5月20日、台湾の新総統の就任式に日華議員懇談会の31人が出席した。
（他に与野党国会議員ではない安倍の妻が出席した）
日華議員懇談会のニッポンニッポンその２。
中国の呉江浩駐日大使が、台湾の新総統の就任式に日本の超党派の国会議員が出席したことを、「台湾独立勢力に公然と加担するものだ」と批判し、「日本が中国分裂をくわだてる戦車にしばられてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したことに対して、5月31日、台湾の新総統の就任式に出席した日華議員懇談会の31人は、会合を開いて、「呉大使の常軌を逸した発言はきわめて不適切で、だんこ抗議する」とした抗議文をまとめて、中国大使館に送った。
呉江浩駐日大使の発言に対しては、外務省の岡野事務次官が、「きわめて不適切だ」と大使に抗議した。
また、川上外務大臣が、衆議院外務委員会で、「呉大使は去年4月の記者会見でも同様の発言をしていて、2度にわたる発言はきわめて不適切であり、外交ルートを通じて厳重な抗議をおこなった」と言った。
岡野事務次官の抗議は、日本政府を代表する抗議ではない。
プレスリリースで脳みその腐った日本の新聞テレビの記者の記事でも、川上外務大臣の「呉大使は去年4月の‘記者会見で’同様の発言をした」は事実であろうから、聞き捨てならない。
次のような記事もある。
川上外務大臣は、衆議院外務委員会で、「呉大使は、外交官として好ましくない人物“ペルソナ-ノン-グラータ”に該当するから、国外追放すべきではないかと質問が出た」のに対し、「予断を持って答えることは差し控える」と答えた。
（これは、たぶん、事前に質問の予告があって、国賊東大官僚のペーパーである）
次のような記事はない。
呉江浩駐日大使が「日本が中国分裂をくわだてる戦車にしばられてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したことを、日本側が不適切だと抗議したことについて、中国外務省は、「台湾問題は中国の核心利益の中の核心で、呉大使の発言は完全に正当で必要だ」と擁護した。
ちなみに、2021年、駐日中国大使が、a b の発言をした中山泰秀防衛大臣と麻生太郎副首相兼財務大臣を、「台湾問題に関する中日の約束に重大に背いた」と言い、①~⑤のように付け足したことを忘れていなければ、2024年5月20日の呉大使の発言も中国外務省の呉大使擁護も予想されたことである。
a 中山泰秀防衛大臣は、台湾を「国家」とし、蔡英文を「総統」と呼んだ。
b 麻生太郎副首相兼財務大臣は、台湾海峡で衝突が起きれば「存亡危機事態」と認定するとし、日本と米国は台湾を共同で防衛する必要があるとした。
① 台湾問題は完全に中国の内政で、外部からのいかなる干渉も容認しない。
② 台湾は中国の領土の不可分の1部である。これは国際社会が広く認める基本的事実である。
③ いかなる者も中国人民の国家主権と領土保全を守る固い決意、堅固な意志、強大な能力を見くびってはならない。
④ 中国統一の大業の阻害、破壊をたくらむ者は必ず散々な目に遭うことになる。
⑤ 台湾問題を適切に処理することは中日国交回復の前提であり、中日共同声明などで明確に規定されている。
日華議員懇談会は、①~⑤をどう理解しているのか。
①~⑤を簡単に説明すれば、日中国交を断絶し、日中共同声明(≒条約)を破棄するということである。
1976年、共産主義墨滅(ぼくめつ)がイデオロギーのアメリカの工作にアメリカの植民地である日本の警察-検察-裁判トライアングルが協力して、共産主義国家である中国と国交:diplomacy(国と国の交際)を始めた田中角栄を犯罪者にして、政界から抹殺(まっさつ)した。
しかし、中国は、井戸を掘った人の恩は忘れないと、中国と日本の紛争地域である尖閣諸島に触れないでいた。
しかし、2012年、脳みその軽い野田は、口先三寸男 石原都知事の軽挙妄動(けいきょもうどう)に踊って、尖閣諸島を日本の領土とした。
（口先三寸男 石原都知事が無担保融資を売りにつくった新銀行東京は、わずか３年で累積赤字1000億円で破綻した）
ちなみに、石原も野田も、たぶん、行動するジャパン-ハンドラーのアーミテージなどが「尖閣諸島は日本が占有しているが所有はわからない」と答えていることを知らない。
（石原も野田も、たぶん、アーミテージの前では、首をすくめることもできない）
また、石原も野田も、たぶん、紛争地域の占有(≒実効支配)•所有(≒領有権)の争いは「話し合いで解決できなかったら戦争による」と決めたのがアメリカの装置である国連であることも知らない。
（お笑いである）
脳みその軽い野田が尖閣諸島を日本の領土としたことは、お笑いでは済まなかった。
尖閣諸島の海に中国の‘漁民’が集団で現れた。
EVと水素自動車の2兎を追っていた中国が、トヨタの水素自動車を切った。
2020年には、王毅が、日本に来て、記者団の前で、「尖閣は中国の物だ」と言った。
このとき、‘権力と癒着している’バカ新聞テレビ小銭稼ぎのコメンテーターは、王毅に反論しなかったと外務大臣である茂木を責めた。
王毅と公然と議論すべきであった自民党外交部は、こそこそイミフの‘決議文’を茂木に突きつけるていたらくであった。
日華議員懇談会は何をしていたのか。
情報がまったくない。
台湾有事は日本有事と言ったり、台湾のために戦うと公然と言う政治家がいる日本。
台湾の防空識別圏と言う政治家は掃いて捨てるほどいる。
台湾は、国連加盟国のほとんどが認めている中国の1部である。
すなわち、台湾の防空識別圏なんてない。
台湾の空も台湾海峡の空も、中国の空である。
中国の戦闘機は、台湾の上空も台湾海峡の上空も、自由に飛べる。
ペロシの台湾訪問に対する中国の返礼(へんれい)がなんだったか覚えているか。
ペロシは、中国包囲網をつくったバイデンも独立国と言わない台湾を独立国と言う、中国と敵対するアメリカの代表的人物である。
すなわち、「台湾独立勢力に公然と加担した」「中国統一の大業の阻害、破壊をたくらんだ」ペロシの台湾訪問の中国の返礼は、台湾を身動きできないようにする中国の軍事演習であった。
台湾住民はキンタマが縮み上がったろう。
‘中華民国’の軍隊は、‘中華人民共和国’の軍隊に、あっという間に蹴散らされる。
アメリカ軍も自衛隊も参戦しない。
日本は、アメリカと違って、中国との貿易なしに生きられない。
総理大臣、ニッポン人、は、アメリカの助けなしに、日本の紛争地域を、戦争で解決する覚悟があるのか。
（アメリカの国民の多くは、尖閣問題で、仮に軍事同盟をしていても、アメリカ軍の出動に反対する言っている）
＊習近平(しゅうきんぺい/シー-ジンピン)=中国のトップ(国家主席)。
＊辛丑条約(しんちゅうじょうやく)=1901年、清王国(=中国)が植民地主義国家イギリス•フランス•オーストリア•ドイツ•イタリア•アメリカ•ロシア•日本と仲介国のオランダ•ベルギー•スペインに押しつけられた条約。辛丑条約は中国の呼び方で、各国呼び方が違い、日本では北京議定書(ぺきんぎていしょ)と言われた。＊日華議員懇談会(にっかぎいんこんだんかい)=議員連盟の1つ。前身は1973年発足した自民党国会議員だけの日華関係議員懇談会。会長古屋圭司。現在の所属議員は約300人。＊安倍(あべ)=1954~2022。第90代第96代第97代98代総理大臣。＊呉江浩(ごこうこう/ウージャンハオ)=中国の外交官。＊プレスリリース/ニュースリリース=マスメディア（新聞テレビなど）に情報を提供すること。＊ペーパー=１紙。２資料／記録。３原稿。特に、答弁や会見のときに読むために用意された専門家がつくった原稿やメモ。＊蔡英文(さいえいぶん/ツァイインウェン)=台湾の中華民国の前総統。＊トライアングル=１三角形。２三角形の金属の打楽器。３比喩で、三つの固い結びつき。＊田中角栄(たなかかくえい)=1918~1993。自民党国会議員。第64代第65代総理大臣。もと土木建築業社長。＊尖閣諸島(せんかくしょとう)=沖縄県の石垣島(いしがきじま)の北にある諸島。＊野田佳彦(のだよしひこ)=第95代総理大臣。立憲民主党最高顧問。もと会社員。もと千葉県議。＊口先三寸(くちさきさんずん)=舌先三寸(したさきさんずん)。＊ジャパン-ハンドラー=日本を操る人々。知日家と訳すのは誤りである。行動するアメリカ人ジャパン-ハンドラーの代表はキッシンジャーやアーミテージ。＊アーミテージ=アメリカの軍人•政治家。対日戦略家。行動するジャパン-ハンドラー。＊EV (いーぶい)=意味多数。一般的には電動輸送機器。特に電気自動車(=バッテリー自動車)。BEVと言う人がいる。（注）NEVはバッテリー自動車ではない。＊王毅(おうき/ワン-イー)=中国の外交担当国務委員。＊茂木敏充(もてぎとしみつ)=自民党幹事長。もと外務大臣。もと会社員。＊台湾有事(たいわんゆうじ)=有(ゆう)は起きる。事(じ)は事件特に戦争。すなわち台湾に戦争が起きること。リップサービスのバイデンが言う台湾有事は、正確には中国の内戦で、アメリカが干渉すれば、第3次世界大戦になる。＊防空識別圏(ぼうくうしきべつけん)=国防上の必要から領空とは別に各国が設定した空域。＊ペロシ=アメリカの下院の女の議長。＊中国包囲網(ちゅうごくほういもう)=具体的に、①EPA(いーぴーえー)。②FTA(えふてぃーえー)。③RCEP(あーるせっぷ)。④台湾の防空識別圏。⑤自由で開かれたインド太平洋。⑥シーレーン。⑦クアッド。⑧AUKUS(おーかす)。⑨ IPEF(あいぺふ/あいぴーいーえふ)。⑩ASEAN(あせあん)。世界で最も権威がある新聞の1つと言われるニューヨーク-タイムズが「バイデンの中国包囲網は破綻した」と言った。＊バイデン=アメリカの大統領。