A

2024年4月19日、毎日新聞TBS テレビの報道1930による。

1日朝首脳会談を実現すべき、周辺の声。

司会者は言ってる意味がわかっていない。

周辺の声?

愚か者の声だ。

2国連安保理 ‘北朝鮮’パネル廃止/岸田総理 ‘北朝鮮’電撃訪問あるか。

想像できない。

国連安保理の北朝鮮パネル廃止が、どうして岸田の北朝鮮電撃訪問と結びつくのか。

3日米首脳会談でバイデンが日朝会談を支持した。

モーラントランプ以上のモーランバイデンの出まかせである。

4小泉訪朝のキーマンが岸田外交への指南をした。

小泉訪朝のキーマンと言うのは、たぶん、田中である。

5つっこみ満載(まんさい)の報道1930。

① ”朝鮮人民共和国を朝鮮人民共和国”と言わずに、“北朝鮮”と言ってることについて。

a 国連に加盟している日本は、国連に加盟している朝鮮人民共和国(=北朝鮮)を認めていない、国交もない。

(国連加盟国で朝鮮人民共和国(=北朝鮮)を国家と認めていないのは日本だけである)

すなわち、日本にとって、朝鮮人民共和国(=北朝鮮)は存在しない。

朝鮮半島に存在する国家は韓国すなわち大韓民国だけである。

日本が気楽に北朝鮮と言っているのは国家ではない。

北朝鮮は、韓国は内紛状態で、韓国がコントロールできない、韓国の1部である。

しかし、日本の政府も新聞テレビも、a にもかかわらず、国家であるように、朝鮮人民共和国•北朝鮮と言っている。

(注)日本には、このように、先進国から見れば、数え切れない噴飯(ふんぱん)の現実がある。

b aから、岸田の訪朝実現のために、小泉訪朝のキーマン田中を登場させる必要があった。

世界を仰天させた小泉訪朝のことは、何度も書いたが、後で触れる。

② バイデンが言った日朝会談の「朝」と小泉訪朝の「朝」について。

(共産主義撲滅がイデオロギーのアメリカは朝鮮民主主義人民共和国を最悪の共産主義国家と考えているが)国連に加盟しているアメリカは、国連に加盟している朝鮮人民共和国を認めているから、日朝会談の「朝」は朝鮮人民共和国である。

しかし、小泉訪朝の「朝」は、aから、朝鮮人民共和国ではない。

しかし、小泉は、国連が認める朝鮮人民共和国を訪問した。

その舞台裏はまったくわからない。

小泉訪朝のキーマンと言われる田中は、岸田の訪朝を実現させることができるのか。

朝鮮民主主義人民共和国を国家と認めていない上に国交がない国との交渉のための窓口をどこにも開いていない日本が、朝鮮民主主義人民共和国との交渉が不可能であるのは言うまでもない。

しかし、2002年9月17日、小泉純一郎は、総理大臣として政府専用機を使って、国家と認めていない朝鮮民主主義人民共和国へ行って、朝鮮民主主義人民共和国の代表すると言われる金正日と会って、話をして、拉致問題(の1部)を解決し、日朝平壌宣言と言われるものを公表した。

小泉純一郎を「勇気ある決断をした」と称賛したのは、日本のバカ新聞テレビ小銭稼ぎのコメンテーターだけで、日本と朝鮮民主主義人民共和国の関係を知っている人は、「どうして朝鮮民主主義人民共和国へ行けたのか」と思った。

しばらく経って、1部の雑誌が、小泉純一郎の訪朝に‘縁の下の力持ち’がいたことを書き始めた。

’縁の下の力持ち’には、「縁の下」にかぎかっこが付いていた。

アンダー:under な‘縁の下の力持ち’ということである。

記者名も取材源もない。

「小泉純一郎が訪朝できたのはunder なルート以外にない」という主張である。

その後、「被害が拡大するから、統一教会の実態隠しである、統一教会の名称変更を認めないよう再三申し入れていたにもかかわらず、2015年、文化庁は、統一教会の名称変更を認めた」発言で、統一教会スキャンダルに発展させた紀藤正樹が、「統一教会の開祖である文鮮明は、北朝鮮出身で、金正日と面識がある」と言った。

文鮮明は、アメリカで犯罪者になって、刑務所に入った後、追放された。

アメリカで入国禁止になった人物は、アメリカの植民地でも入国禁止である。

日本はアメリカの植民地である。

しかし、日本は、文鮮明を入国させた。

文鮮明が霊感商法に代表される統一教会関連団体の悪質な布教活動をすることを許したのは、自民党がつくる日本政府であり、小泉純一郎の訪朝直前のことである。

文鮮明が日本で荒稼ぎしたカネは、マネーロンダリングその他で韓国へ流出したことが明らかになっている。

文鮮明が日本国で荒稼ぎしたカネの1部が自民党の国会議員に流れているのではないかと国会で追及されている。

小泉純一郎の拉致被害者(の数人)の解放のディールは、1兆円であるという報道があった。

2兆円という報道もある。

1兆円/2兆円は、文鮮明の、小泉純一郎の政府専用機による朝鮮民主主義人民共和国訪問を金正日に認めさせた、賄賂であると想像するのは、誤りではないであろう。

小泉純一郎は、拉致被害者(の数人)の解放に、税金をびた1文使わなかった英雄である。

小泉純一郎が統一教会の信者であるかどうか知らない。

政治家で宗教を利用しない者はいない。

宗教家で政治を利用しない者はいない。

小泉純一郎と文鮮明が協力関係であったのは、自然である。

ちなみに、北朝鮮出身の文鮮明のライフワークは朝鮮半島統一であったという。

Aの②の「国連安保理 ‘北朝鮮’パネル」について。

以下ロイターによる。

「国連安全保障理事会は、ロシアの拒否権行使によって、‘北朝鮮’制裁の専門家パネルを廃止した」

「アメリカとパートナー国は、‘北朝鮮’制裁の専門家パネルに代わる、国連内外の複数の選択肢を検討している」

「国連安全保障理事会の制裁委員会の専門家パネルは、2009年に発足して、毎年延長が決議されている、制裁措置を各国が履行(りこう)しているかを監視する、実行部隊である」

(パネルは人の集まり、専門家パネルは専門家の集まり)

つまり、国連安全保障理事会は、各国の‘北朝鮮’制裁措置の監視をやめたということである。

(注)‘北朝鮮’は、翻訳のときの、朝鮮人民共和国の言い換えである。

 

*岸田(きしだ)=日本の総理大臣。*バイデン=アメリカの大統領。*モーラン=知的レベルが小学生くらいの大人。*トランプ=アメリカの前大統領。*小泉純一郎(こいずみじゅんいちろう)=第87代第88代第89代総理大臣。もと秘書。世襲議員。*田中均(たなかひとし)=株式会社日本総合研究所の国際戦略研究所の特別顧問。もと外交官。*金正日(キム-ジョンイル/きんせいにち/きんしょうにち)=1941~2011。北朝鮮の第2代王。*日朝平壌宣言(にっちょうピョンヤンせんげん/にっちょうへいじょうせんげん)=日朝共同宣言(にっちょうきょうどうせんげん)とも。2002年9月17日、小泉純一郎と金正日が、朝鮮民主主義人民共和国(=北朝鮮)の平壌で会って、会談して、拉致問題(の1部)を解決に合意したとされる内容(の文書)。*平壌(ピョンヤン/へいじょう)=北朝鮮の首都。*under (あんだー)=1~の下/下の~/低い。2全体を覆われている/隠れた~。*統一教会(とういつきょうかい)=もと宗教法人世界基督教統一神霊‘協会’の略称。現在、宗教法人世界平和統一家庭連合(略称家庭連合)。1954年設立。開祖文鮮明。「統一教会」と「統一協会」は同じと考えていい。*紀藤正樹(きとうまさき)=弁護士。*文鮮明(ムン-ソンミョン/ぶんせんめい)=1920~2012。統一教会の開祖。*霊感商法(れいかんしょうほう)=詐欺に等しい悪質な商売のやり方の1つとされている、宗教的感動を与えて法外な利益を得る商売のやり方。(うまく説明できない)。*マネーロンダリング=資金洗浄/資金浄化。違法に稼いだカネをあらゆる手段で合法化すること。*ディール=取り引き/売買。*ロイター=イギリスのロンドンにある通信社。