報道によると、ルネサスエレクトロニクス(以下ルネサス)のシーカンス買収総額は、約1億9700万ドル(約279億円)である。

東洋経済によると、ルネサスは、シーカンス買収発表以前に、「数年間で数百億~数千億円規模で半導体メーカーの買収を相次いで行ってきた」。

ダイヤモンドによると、ルネサスは、シーカンス買収発表以前に、 「2017年~2021年に仕掛けた3社の買収の投資総額は約1兆7000億円である」。

東洋経済の「数年間」を今年2024年2月23日までを1年としても、2022年•2023年•2024年、2021年からわずか3年である。

『怪しいルネサスエレクトロニクス株式会社(2)』で説明したが、ルネサスは、2021年6月まで、キョンシー企業であった。

キョンシー企業は、政府や銀行の支援によって倒産しない企業で、半導体メーカーを買収するカネなどない。

要するに。

① ダイヤモンドの記事は嘘である。

② ルネサスは、国有化された2012年から産業革新投資機構の民間出身の役員全員が辞任する2018年までに、国族東大官僚承知で、マネーロンダリングの“怪しいM&A“またはルネサス本体を削って、巨額の資金を海外にプールしていた。

どっちが真実か。

社長の柴田英利の履歴をどう思う。

 

*シーカンス=Sequans Communications (しーかんすこみゅにけーしょんず)の略。フランスの半導体の設計•開発•販売する会社。*産業革新投資機構(さんぎょうかくしんとうしきこう)=2018年設立。株式会社。国内最大の官民ファンド。略称JIC(じぇーあいしー)。産業革新機構の新しい名前。*マネーロンダリング=資金洗浄/資金浄化。違法に稼いだカネをあらゆる手段で合法化すること。*M&A(えむあんどえー)=企業の合併と買収。