自分勝手無責任で有名な河村たかしが名古屋市長の、名古屋市教育委員会が欲ボケふしだらであることは、驚くことではない。

権力と癒着している(ニューヨーク-タイムズ)バカ報道テレビがニュースにすることも、驚くことではない。

2021年5月22日。

NHK•産経新聞フジテレビ•読売新聞日本テレビ•日本経済新聞テレビ東京•毎日新聞TBSテレビ•朝日新聞テレビ朝日が、「不正リコールは民主主義の冒涜(ぼうとく)」と言った。

愛知県の不正リコール。

登場人物。

大村秀章(おおむらひであき)=愛知県知事。もと国会議員。もと官僚。

河村たかし(かわむらたかし)=名古屋市長。もと国会議員。もと会社員。

高須克弥(たかすかつや)=診療所経営者。医者。

河村たかしは、愛知県知事大村秀章をリコールする会の支援者。

高須克弥は、愛知県知事大村秀章をリコールする会の会長。

愛知県知事大村秀章をリコールするために必要な署名は、86万筆であった。

集まった署名は、44万筆であった。

世界のリコール史に残る惨敗(ざんぱい)であった。

しかし、高須克弥は、はしゃいで言った。

「44万筆だよ。すごいじゃんか」

普通は、リコール失敗であるから、これで終了である。

しかし、愛知県知事大村秀章をリコールする会は、署名簿を愛知県選挙管理委員会に提出した。

世界のリコール史上初めての珍事(ちんじ)である。

ドラマの始まりである。

署名簿を選挙管理委員会に提出するのは、リコールが成立したとき、すなわち、愛知県知事大村秀章リコールでは86万筆を越えたときである。

選挙管理委員会は、リコール賛成の署名簿に不正がないか調べる。

リコール失敗が明らかな署名簿は、選挙管理委員会に提出しないし、提出しても突き返される。

愛知県知事大村秀章をリコールする会が知らないわけない。

ドラマの大団円。

リコール請求代表者の1人から告発があった。

署名簿は提出したのではない。

選挙管理委員会が提出を命令した。

調査の結果、署名簿の8割が偽筆・偽造であった。

世界のリコール史に残る大事件である。

高須克弥は、言った。

「まったく知りません。ボクはぜったいにそんなことしていません」

河村たかしは、言った。

「申し訳ない。わからんかったね、そんなもん、わしは。こんなのわかったら、絶対止めますよ。こんなこと、犯罪ですから」

リコールの会の事務局長は、言った。

「具体的に指示したか、知りません。契約、していません。これが僕の答えです。わたしは、その署名簿を、いっさい、見てませんから、わかりません」

高須克弥をよく知る愛知県の政治家の説明を要約する。

「みなさん、ボクの嫌いな大村秀章を嫌いな人が愛知県にこんなにいるってことを、知ってください。大村秀章に用心してください」

愛知県知事大村秀章のリコール運動は、高須克弥の「44万筆だよ。すごいじゃんか」がすべてであった。

偽筆・偽造を請け負った広告会社は、たぶん、法律を守らないことを社是(しゃぜ)とするブラック企業電通である。

先進国の民主主義国家では、不正リコールは、選挙違反•脱税と同じ、殺人以上の大罪である。

おまけのおまけ。

「不正リコールは民主主義の冒涜」

法律を守らないことを社是とするブラック企業吉本興業の株主である、新聞社•テレビ局が言うことが、お笑いである。

日本の民主主義を糞まみれにしている日本の新聞社•テレビ局。

EUから日本の民主主義の癌(がん)である記者クラブをなくせと言われても、どこ吹く風の、新聞社•テレビ局が言う、「不正リコールは民主主義の冒涜」。

日本の法律を守らない総理大臣をつくったのは、日本の新聞社•テレビ局である。

 

*ニューヨーク-タイムズ=アメリカのニューヨークにある世界で最も権威がある新聞の1つと言われる新聞/新聞社。*リコール= 辞めさせたい都道府県知事市町村長や議員に対して、法律で決められた数の有権者の署名を集めて、選挙管理委員会に請求すること。*大団円(だいだんえん)=最終場面。*請求代表者(せいきゅうだいひょうしゃ)=リコールを呼びかける人。(参考)リコールの呼びかけに答えて署名を集める人を受任者(じゅにんしゃ)と言う。*電通(でんつう)=日本の大日本帝国時代からある独占的広告代理店。*吉本興業(よしもとこうぎょう)=日本の芸能プロダクション(ということになっている)。*EU(いーゆー)=ヨーロッパ連合/政治・経済・安全保障などで一体化を進めるヨーロッパ諸国の組織。