台湾総統選挙は、台湾省の長官の選挙である。

台湾が台湾省であることは、国連もアメリカも日本も認めている。

(台湾が台湾省であることを認めていないのは世界で10数か国である)

しかし、不思議なことに、‘アメリカを代表する’ホワイトハウス(=アメリカ行政府)が「台湾は台湾省である」と言っているのに、‘アメリカを代表する’大統領であるバイデンは、「台湾は台湾省ではない」と言っている。

わかりやすく言い換える。

バイデンは、「台湾は中国の1部ではない」と言っている。

(さすがに、脳みその軽いバイデンも、「台湾は独立国である」とは言ってない)

リップサービスにしても、このリップサービスが、ゲッペルスの「3たび告げれば実」で、世界を混乱させている。

ニューヨーク-タイムズの“中国包囲計画の破綻”のニュースで、世界は正気を取り戻しつつある。

しかし。

日本。

(アメリカが認めたから)日本政府は、「台湾は台湾省である」と認めているが、日本政府をつくる国会議員の発言や国営放送NHKの報道は、日本政府と違う。

バイデンの中国に対する嫌がらせである、台湾の防空識別圏・台湾有事・自由で開かれたインド太平洋・シーレーン等々、バイデンの「台湾は中国の1部ではない」を支持するものである。

権力と癒着している(ニューヨーク-タイムズ)日本の新聞テレビは、言うまでもない。

 

*ゲッペルス/ゲッベルス=1897〜1945。ドイツの宣伝大臣。ヒトラーに続いて1家自殺。*3たび告げれば実(みたびつげればじつ)=3度同じことを言えば事実になる。ドイツの宣伝の天才と言われたらゲッペルスの伝説。*ニューヨーク-タイムズ=アメリカのニューヨークにある世界で最も権威がある新聞の1つ言われる新聞/新聞社。*防空識別圏(ぼうくうしきべつけん)=国防上の必要から領空とは別に各国が設定した空域。*台湾有事(たいわんゆうじ)=1台湾に戦争が起きること。2中華人民共和国が台湾の武装組織を解体すること。*自由で開かれたインド太平洋=1アジア太平洋からインド洋を経てアフリカに至る地域で法の支配に基づく秩序を実現し繁栄と平和をもたらそうというもの(構想/戦略)。2中国の海洋進出を念頭に航行の自由を主張しインフラの整備によって各国のあいだのつながりを強化しようというもの(構想/戦略)。*シーレーン=国を守るために確保しなければならない海上交通路。