大陸へ押されている地震列島に、断層もわからないのに、フクシマの前、耐用年数40年の原発が54基あった。

ニッポンニッポン。

54基はフクシマで一時停止したが、33基を再稼働可能と認めた。

ニッポンニッポン。

誰が認めたのか。

フクシマの翌年、2012年6月、国会で審議し、賛成多数で、「原子力規制委員会設置法」ができて、“日本の原子力の安全を守る”「原子力規制委員会」ができた。

委員長と4人の委員は、国会の同意を得て、総理大臣が(正確には天皇が)任命する。

2012年9月、総理大臣の野田(のだ)が、原子力緊急事態宣言中の例外規定に基づき、国会の同意を得ずに、田中(たなか)を委員長とする「原子力規制委員会」を、発足した。

2013年、野田の人事は、国会の同意を得た。

ところがぎっちょん。

さあお立ち合い。

ここからが、日本民謡である。

田中が、「原発の再稼働するかしないか決めるのは総理大臣です」と言った。

みんな驚いたが、田中の発言が正しいことがすぐ明らかになる。

福井県の知事が「原子力規制委員会の判断を待っていたら、近畿地方の夏の電気需要をまかなえません。関西電力の大飯原子力発電所の再稼働をすぐ決定してください」と野田に直訴した。

突っぱねればいいものを、経済産業大臣の枝野(えだの)が、福井県へ行って、知事や経済界の重鎮を説得した。

しかし、説得に行ったことが誤りだから、当然、説得できなかった。

結果。

野田が、大飯原子力発電所の再稼働を決めた。

野田は、犯罪を犯した。

(野田はこのほか多くの犯罪を犯していて、民主党は、次の選挙で政権を自民党に奪われ、党の分裂と国民の支持を失い、安倍独裁政治を許した)

権力と癒着している日本の新聞テレビ小銭稼ぎのコメンテーターは、野田の毅然(きぜん)とした態度を称賛した。

田中は、“原子力規制委員会の仕事が原発の再稼働が科学的に安全であることの世界的常識による確認で、再稼働を決定するのは「政治的判断」であること“を、確認した。

田中は、気楽になった。

すなわち、原子力規制委員会の仕事が気楽になった。

すなわち、原子力規制委員は、権力の風を読み、発言がでたらめになった。

原子力規制委員会の委員長の任期は5年である。

2012年に田中が選ばれてから、更田(ふけた)、2022年の山中(やまなか)まで3人。

委員長を選んだ総理大臣は、野田、安倍(あべ)、岸田(きしだ)。

“日本の政府や日本の新聞テレビの言うことを鵜呑みにしていたら命を失うことになる”とニューヨーク-タイムズに心配される日本国民は、田崎史郎が言う世界1礼儀正しいまじめな国民である。

日本の政府の「政治的判断」をする政治家は、政治屋である。

日本の新聞テレビは、権力と癒着している(ニューヨーク-タイムズ)。

日本国民は、日本の政府や日本の新聞テレビ小銭稼ぎのコメンテーターの言うことを疑ったことがない。

 

*フクシマ=日本の福島県の東京電力原子力発電所の1号基の爆発事故(/被害)。2011年3月11日発生。*大飯原原子力発電所(おおいげんしりょくはつでんしょ)=福井県の大飯郡(おおいぐん)のおおい町にある関西電力の原子力発電所。1号機~4号機ある。大飯郡高浜町に関西電力の高浜原子力発電所がある。*ニューヨーク-タイムズ=アメリカのニューヨークにある世界で最も権威がある新聞の1つと言われる新聞/新聞社。*田崎史郎/田﨑史郎(たさきしろう)=恥知らずのコメンテーター。もと時事通信の記者。