a b だけで日本の子供にも笑われる。

a 今まで海洋放出しなかった理由を説明しない。

b タンクの置く場所が無くなったからという説明。

ALPSがプルトニウム以外の放射性物質を除去できるできないの議論は置いておく。

(両論あり、IAEAはひと言も触れてない)

何度も書いた。

① IAEAは、「原子力の平和利用の促進と軍事利用の防止を目的とする組織」で、「原子力発電の安全性や放射能汚染の程度を調査する組織」ではない。

すなわち、IAEAはフクシマの‘メルトスルーした原発’の汚染水の海洋放出の安全性を担保(たんぽ)できない。

② IAEAは、アメリカの装置である国連の組織であり、IAEAの事務局長は、アメリカの属国であるアルゼンチンのグロッシーである。

③ そのIAEAが、東京電力福島第1原発事故の最終報告書で、日本政府と東京電力が主張する‘想定外’をことごとく否定し、東京電力に提起した安全対策はことごとく無視されたと言い、東京電力と規制官庁の関係が硬直していると言った。

中国の岸田の海洋放出決定に対する指摘。

「日本政府は自国の利益を全人類の福祉に優先させた。この行いは極めて利己的で無責任である。海は全人類共通の財産であり、日本が勝手に放射能汚染水を投棄することはできない」

これは、「放射能汚染水の海洋放出は“国連海洋法条約”に違反している」を念頭(ねんとう)の指摘である。

日本は、“国連海洋法条約”を認めていないという立場で、中国の、いや世界の、指摘を無視する。

国連の、国際社会の歴史認識になった、クマラスワミ報告(=大日本帝国軍に従軍慰安婦制度があった)を無視する日本を、先進国は、極東のガラパゴスと見ている。

 

*岸田(きしだ)=日本の総理大臣。*ALPS(あるぷす/えー-える-ぴー-えす)=先進的液体処理方式の英語の略語。東芝がつくった放射性物質除去装置。高性能ALPSは、日立がつくった放射性物質除去装置。*IAEA(あいえーいーえー)=国際原子力機関。*フクシマ=日本の福島県の東京電力原子力発電所の1号基の爆発事故(/被害)。2011年3月11日発生。*メルトスルー=メルトダウンした核燃料その他が原子炉の底を突き抜けたり、その外の格納容器の底を突き抜けたりすること。*メルトダウン=原子炉の中の核燃料のコントロールができなくなって核燃料その他が溶けて落ちること。*国連海洋法条約(こくれんかいようほうじょうやく)=国連海洋法条約第194条(2)。「いずれの国も、自国の管轄または管理下における活動が他の国およびその環境に対し汚染による損害を生じさせないように行われることならびに自国の管轄または管理下における事件または活動から生じる汚染がこの条約に従って自国が主権的権利を行使する区域を越えて拡大しないことを確保するためにすべての必要な措置をとる」